報道発表資料

平成20年1月21日
水・土壌
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平成20年度 クールシティ推進事業(地下水等活用型・地中熱利用型)の募集について

 環境省は、地下水等あるいは地中熱を利活用するヒートアイランド対策技術の環境影響等について評価する、クールシティ推進事業を平成18年度より実施しています。
 この度、平成20年度実証調査の対象技術を、1月21日から2月20日の間で募集します。

1.背景

 ヒートアイランド対策における水の活用については、「ヒートアイランド対策大綱」(平成16年3月30日)に「水の活用による対策の推進」が位置づけられ、都市再生本部決定の都市再生プロジェクト等による具体的な対策が展開されています。これは、散水による気化熱や水面積の拡大によるヒートアイランド現象の緩和を図るもので、その水源として地下水等の活用が注目されているものです。また最近では、地球温暖化対策にも資する空調設備である「地中熱ヒートポンプ」も、年間を通して温度が一定である地中熱を利用したヒートアイランド対策として注目されています。
 このため、地下水・地中熱の利活用に当たっては、地下水・地盤環境に配慮してヒートアイランド対策を実施していく必要があります。

2.事業の概要

 「クールシティ推進事業」は、有益性の反面、地盤環境への影響に対する知見は極めて乏しい状況にあります。このため、地下水等または地中熱を利活用したヒートアイランド対策技術について実証事業を実施することにより、環境への悪影響を及ぼさない実施条件等を確立することを目的とするものです。

3.対象技術の募集・選考

 募集要領に基づき、地下水等あるいは地中熱を利用したヒートアイランド対策技術を募集いたします。募集要領及び応募様式は、以下の環境省ホームページからダウンロードしてご利用ください。

URL http://www.env.go.jp/water/jiban/coolcity/index.html

 応募の締切は平成20年2月20日(水)17:00(必着)とします。応募書類を4.の応募先まで提出してください。
 応募された技術・手法については、学識経験者から構成される「クールシティ推進事業[地下水等活用型・地中熱利用型]検討会」においてヒアリング審査(パワーポイント等を使用したプレゼンテーション(発表・質問を含め20分程度))を行い、その結果をもとに採択する事業を決定します。

4.担当及び応募先

〒100-8975 東京都千代田区霞が関1−2−2
環境省水・大気環境局土壌環境課地下水・地盤環境室
クールシティ推進事業[地下水等活用型・地中熱利用型]担当
Tel 03−5521−8308(直通)
Fax 03−3501−2717
電子メール:mizu-chikasui@env.go.jp

5.これまでの実施案件一覧

平成19年度クールシティ推進事業[地下水等活用型・地中熱利用型]実施案件一覧

事業の名称応募機関の名称事業概要
岩手県環境保健研究センター地中熱利用ヒートポンプ冷暖房システム実証事業 ジオシステム
株式会社
大型地中熱利用ヒートポンプシステムの稼働に伴う消費電力量、地中温度、地下水流動等を測定し、ヒートアイランド対策の効果を評価するとともに、地下水流動に伴う熱移動の影響範囲を評価する。
地中放熱による土壌内生態系への影響調査 三菱マテリアル資源開発株式会社 地中熱ヒートポンプを稼働に伴う電力消費量、地中温度、地下水流動等の測定及び土壌内微生物の分析を行い、ヒートアイランド対策効果を評価するとともに、地下水流動、周辺地盤への熱影響評価並びに土壌内微生物群への影響を評価する。
大型施設での地下水揚水型冷房機器の長期稼動に伴う地下水・地盤環境への影響評価事業 岐阜大学工学部社会基盤工学科 地下水揚水型の冷房機器の稼働に伴う消費電力量、冷却水・放流水の温度、地下水位・流動、放流水・暗渠内水質等を測定し、ヒートアイランド対策への地下水利用の有効性を評価するとともに、地下水への影響、暗渠への放流に伴う表流水水質への影響を評価する。
地下水の散水による環境影響とヒートアイランド現象緩和効果の評価 東京大学大学院工学系研究科 井戸水を舗装面や建物壁面への散水に伴う消費電力量、気温、地下水位、水質等を測定し、地下水利用によるヒートアイランド緩和効果を評価するとともに、周辺地下水への影響、散水後の水質変化の影響を評価する。

平成18年度クールシティ推進事業[地下水等活用型・地中熱利用型]実施案件一覧

事業の名称応募機関の名称事業概要
地中熱利用冷暖房システム稼働に伴う地盤環境・地下環境への影響評価 九州大学大学院
工学研究院資源
システム工学部門
地中熱利用冷暖房システムの稼働に伴う消費電力量、地下水位及び地中温度等を測定し、ヒートアイランド対策効果を評価するとともに、地下環境への影響について評価モデルを構築し検証する。
大阪府立国際児童文学館地中熱ヒートポンプシステム実証事業 財団法人
大阪府みどり公社
冷房利用を主目的とする地中熱ヒートポンプシステムの稼働に伴う消費電力量、地中温度等を測定し、ヒートアイランド対策効果を評価するとともに、地中熱伝導による地盤環境への影響も評価する。
地下水を活用した地表面散水の効果検証及び地下水・地盤環境への影響評価検討事業 財団法人
大阪府みどり公社
既存の井戸水を活用して道路散水及び周辺街区へ打ち水を実施することによる地上気温・湿度、風向・風速、日射量等を測定し、ヒートアイランド対策効果を評価するとともに、地下水位・地盤高を測定し地盤環境への影響も評価する。
連絡先
環境省水・大気環境局土壌環境課地下水・地盤環境室
直通:03−5521−8308
代表:03−3581−3351
室長:藤塚 哲朗 (内線6670)
室長補佐:佐藤 郁太郎(内線6671)
担当:宮下  規  (内線6674)

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