報道発表資料

平成19年11月20日
地球環境
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「第49次南極地域観測隊同行日記」はじめます。

 平成19年11月28日から平成20年3月末までの期間、第49次南極地域観測隊(夏隊)に環境省職員の齋藤佑介が同行し、各種の環境調査等を行います。
 同職員は、南極における活動状況等を定期的に環境省ホームページで紹介することとしており、最初の報告は、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」にオーストラリアから乗船する12月3日以降になる予定です。

1.背景

 南極地域観測隊は、昭和30年11月4日付け閣議決定「南極地域観測への参加及び南極地域観測統合推進本部の設置について」に基づき、南極地域における地球物理学的諸現象観測を実施することを目的に、同本部長である文部科学大臣が編成するものであり、今回出発する隊で第49次を数える。
 環境省は、南極条約及び議定書に基づき制定された「南極地域の環境の保護に関する法律」(平成9年法律第61号、以下「法」という。)に基づき、南極地域の環境保護を担当しており、法の施行状況の確認や南極地域観測隊による環境影響に関する情報収集等を目的に、平成9年度から計6回、延べ7人の職員を南極地域観測隊に同行させている。

2.活動予定の概要

 平成19年11月28日から平成20年3月末までの期間、第49次南極地域観測隊(夏隊)に環境省職員1名が同行し、以下の(1)〜(5)の調査等を行う予定である。

(1)観測隊の活動把握調査
 南極地域観測隊の各種活動が、法にのっとり適切に行われていることを確認する。
(2)基地周辺の環境調査
 南極地域の環境情報を蓄積するため、昭和基地や周辺露岩地域等において、動植物相等を調査する。
(3)南極特別保護地区の環境資質調査
 昭和基地から約20km離れたラングホブデにある雪鳥沢は、南極条約及び議定書に基づき「第41南極特別保護地区」に指定され、我が国がその管理を行うこととなっている。
 同地区の管理計画は、策定から5年が経過していることから、見直しの必要性等を検討するため、地区の現状を調査する。
(4)モニタリング技術指針の作成調査
 南極地域観測隊の各種活動が、周辺環境に与える影響をモニタリングする計画を作成するための技術指針を検討するため、大気質や排水等のサンプル採取を行う。
(5)模擬査察の実施
 我が国は、南極条約及び議定書において他締約国の基地等を査察する権利を与えられているが、これまで査察を行った実績がない。このため、昭和基地において試験的に模擬査察を行う。

3.南極地域観測隊に同行する職員

齋藤 佑介
昭和53年1月28日生まれ
環境技官(いわゆる自然保護レンジャー職)
地球環境局 環境保全対策課
平成16年環境省入省 自然環境局総務課及び裏磐梯自然保護官事務所勤務を経て現職

4.南極における活動の広報について

 南極地域の自然環境のすばらしさや、その保護の重要性等を広く周知するため、現地での活動状況を現地で撮影した写真とともに、以下の環境省ホームページに定期的に掲載する予定。

「第49次南極地域観測隊同行日記」
URL:http://www.env.go.jp/earth/nankyoku/message
【参考】南極地域観測事業と南極地域の環境の保護に関する法律
 「南極地域の環境の保護に関する法律」に基づき、日本人が南極地域で観測、観光等の活動を行う場合は、当該活動について環境大臣に申請し、南極地域に与える影響に係る基準を満たしている旨の確認を受ける必要がある。他国で確認又は許可を受けている観測や観光に参加する場合は、届出をする必要がある。
 今回の第49次南極地域観測事業及びそれに関連する諸活動(環境省職員の参加による現地調査を含む)についても、環境大臣の事前の確認を経て実施されるものである。
 なお、以上の制度の概要及び手続の詳細については、南極地域の環境の保護に関するホームページhttp://www.env.go.jp/earth/nankyoku/kankyohogo/index.html に掲載。
連絡先
環境省地球環境局(旧)環境保全対策課
課長代行 深見 正仁 (内6750)
課長補佐 矢澤 真裕 (内6756)
担当 齋藤 佑介 (内6747)

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