報道発表資料

平成18年10月30日
大気環境
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全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)平成17年度冬期観察の結果について

 全国星空継続観察(スターウォッチング・ネットワーク)は、全国各地で一斉に、肉眼や双眼鏡、カメラを使った身近な方法によって星空観察を行うものです。参加者に光害や大気汚染などのない清澄な大気への関心を高めてもらうことを目的に、昭和63年(1988年)から、毎年2回(夏期及び冬期)実施している事業です。
 環境省では、本事業を通じて清らかな大気の大切さを広くアピールするとともに、本調査結果を参考にしつつ、上空への漏れ光が少ない照明器具や明るすぎない照明を普及するなど、良好な屋外照明環境の形成、ひいては、温暖化の防止や地域の大気汚染の改善に向けて、より一層の施策の推進を図っていくこととしています。

平成17年度冬期観察の結果(平成18年1月18日〜1月31日実施)
(1)
参加団体は45都道府県の352団体、参加人数は延べ3,107人。
(2)
観察の結果において、星の観察に適していた場所の上位は、熊本県水俣市、島根県大田市、栃木県大田原市など。

1 平成17年度冬期観察の結果概要

(1)観察期間

平成18年1月18日〜1月31日 (1日以上観察)

(2)参加団体・参加者数:

 全国から526団体の参加申込があったが、天候不順等の影響により352団体(374地点)が観察を実施した。観察の延べ参加者数は3,107人であった。(昨年度冬期は359団体、延べ3,788人が参加。)(図1

(3)観察結果

[1] 肉眼による天の川の観察
 肉眼で「天の川」の高度の異なる部分(ペルセウス座付近[高々度]、ふたご座付近[中高度]、いっかくじゅう座付近[低高度])の見え方を観察した。(図2
 星座の高度に応じて見え方に違いがあり、高度が低いほど「夜空が明るくて天の川が見えない」という回答の割合が高くなったことから、地上に近いほど人工光の影響を受けていることが確認できる。
[2] 双眼鏡による観察結果

 双眼鏡を用い、すばる(プレアデス星団)のラケットの中の星を対象に観察し、「平均観察等級」(何等級の星まで見えたのかの平均)を都市規模別にまとめた。(図3

[3] カラースライド写真から求めた「夜空の明るさ」

 一般参加団体及び定点観察地(全国24地点)による天頂付近の星空を撮影したカラースライド写真から、星の明るさを表す「等級」を単位とする「夜空の明るさ(mag/□")」を算出。

※mag/□"(マグニチュードパー平方秒角)
 夜空の明るさを示す単位で値が大きいほど夜空が暗く、星が見えやすいことを示す。
 天空の写真をスライドにしてスライド上で星が存在しない部分の明るさ(mag)を単位平方秒角あたり(□")で示したもの。
ア.一般参加団体による写真撮影結果(表1、2、[参考])
表1 都市規模別に見た「夜空の明るさ」
都市規模観察数平均値(mag/□″)
巨大都市 26 17.5
大都市 72 18.3
中都市 78 18.4
小都市 167 20.1
全体 343 19.0
表2 観察地点の周囲の土地利用状況別に見た「夜空の明るさ」
周辺状況観察数平均値(mag/□″)
商業地域 45 17.3
工場地帯 5 18.6
住宅地 124 18.0
農業地域 65 19.8
森林・山間地 73 20.3
その他 27 19.7
未記入 4 18.6
全平均 343 19.0
イ.定点観察地(24地点)における写真撮影結果

全国24地点の定点観察地で、実施した結果をまとめた。(図4

なお、別紙に全国の定点観測の結果を示す。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局大気環境課大気生活環境室
直通:03−5521−8298 
 室長:内藤 克彦(内線6540)
 室長補佐:波多野 実(内線6541)
 担当:島田 佳代子(内線6544)

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