報道発表資料

平成18年2月3日
自然環境
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未承認の遺伝子組換えメダカの回収のお願いについて

環境省及び農林水産省は、いわゆる「光るメダカ」として観賞用に開発された遺伝子組換えメダカ(商品名「ナイトパール」)が「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づく承認を得ずに輸入され、国内で販売されていたことを確認しました。販売した小売店等では、遺伝子組換えメダカの回収を行っていますので、購入された方の回収への協力をお願いします。

1 輸入、販売が確認された遺伝子組換えメダカについて

 「光るメダカ」として観賞用に台湾で開発されたもので、クラゲの遺伝子が導入されており、黄緑色の蛍光色を発する。

2 日本における規制の状況及び輸入された経緯

 遺伝子組換え生物の国境を越える移動を規制したカルタヘナ議定書の国内担保法として「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)が平成16年2月から施行されている。同法では、農作物のように環境中で使用(販売、栽培、飼育等)される可能性がある遺伝子組換え生物については、その使用に際し生物多様性への影響について科学的に評価し、主務大臣の承認を得なければならないとされている。遺伝子組換えメダカについては、これまで承認が得られていない。
 環境省及び農林水産省では、本年1月16日に都内の観賞魚店で遺伝子組換えメダカを販売しているとの情報を得、同日立入検査を実施した。販売されていた個体については国立環境研究所及び水産総合研究センターにおいて分析し、遺伝子組換え生物であることを確認した。また、国内の販売ルートを調査し、1軒の卸業者が今までに約 800匹の遺伝子組換えメダカを台湾から輸入し、12軒の小売店に販売したことを確認した。これらの業者においては、当該メダカが遺伝子組換え生物であること、又は、遺伝子組換え生物の販売等にはカルタヘナ法に基づく承認が必要であることが認識されないまま、店頭において販売されていた。

3 対応状況

 卸業者及び小売店に対し、地方環境事務所等を通じ販売等の中止及び販売したものの回収とともに再発防止に向けた指導を実施。販売途中に死亡した個体を含め、既に約 250匹を回収。
 自治体の関連部局、関連業界団体等に対して、改めてカルタヘナ法の周知を依頼。
 台湾の開発業者に対して、法に基づく承認手続がなされるまでは日本向けに輸出しないよう依頼。

4 生物多様性への影響の防止

 当該遺伝子組換えメダカについては、輸入販売された数が限られており、販売されたメダカも観賞魚として水槽で飼育されている可能性が高いものの、野外に放出された場合の生物多様性への影響に関しては評価が行われていないため、引き続き、小売店等を通じた購入者への本件の周知と店頭における回収を進める。

5 協力の依頼

 遺伝子組換えメダカ(ナイトパール)を販売した以下の店舗では、返品を受け付けているので、購入された方は、河川等に放すことなく、購入した店舗に返品していただくよう協力をお願いする。

卸売り業者

アクアプランニング産商(兵庫県小野市樫山町1112−2)

小売店

熱帯魚のチャイ(東京都品川区北品川3−7−12 京浜ビル1F)
アミーゴ神戸西店(兵庫県神戸市西区大津和1−3−22)
アミーゴ姫路花田店(兵庫県姫路市花田町小川980)
ディスカス王国(和歌山県那賀郡岩出町船戸1110−154)
アミーゴ倉敷店(岡山県倉敷市白楽町403−3)
タイム中庄店(岡山県倉敷市松島1137−1)
アミーゴ大町店(広島県広島市安佐南区大町東3−27−21)
アミーゴ五日市店(広島県広島市佐伯区皆賀3−20−6)
アミーゴ今治店(愛媛県今治市東村1−14−12)
(有)トロピカルワールド(高知県香美郡野市町西野1875−1)
ペットショップ千秋苑(福岡県北九州市門司区柳町2−5−28)
アクアマリン熊本(熊本県熊本市出水3−12−14)

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長:名執 芳博(6460)
 課長補佐:安田 直人(6496)
 担当:渡邊 雄児(6496)

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