報道発表資料

平成17年3月25日
自然環境
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農林水産省と環境省の連携による「田んぼの生きもの調査2004」の結果について

農林水産省と環境省が連携して実施した「田んぼの生きもの調査2004」の結果がまとまりましたのでお知らせします。
 本年度は、全国で419団体が参加し、329地区1922地点で魚類・カエル調査が実施され、その結果、98種の魚類、17種のカエルが確認されました。
  1. 調査目的
     水田周辺水域の生態系の現状を把握するため、平成13年度から農林水産省と環境省が連携して、全国の農業水路、ため池において、生物生息調査を実施するもの。
     
  2. 調査対象及び調査箇所数
     調査対象種 魚類・カエル
     調査地区 329地区(平成15年度:324地区)
       ○ 魚類調査  1922地点 (平成15年度:1940地点)
    カエル調査  429地点 (平成15年度: 413地点)
     
  3. 調査の方法
    ○環境省から、調査分析手法について農林水産省に助言・提案等。
    ○農林水産省が調査マニュアルを作成。 都道府県、市町村、土地改良区、小学校、こどもエコクラブ等に参加を呼びかけ。
    ○地方農政局、北海道開発局、沖縄総合事務局、参加団体等が調査を実施。
    ○農林水産省が調査結果の取りまとめ。環境省の「自然環境保全基礎調査(緑の国勢調査)」の全国分布との比較分析等を実施。環境省が分析等について助言。
     
  4. 調査機関
    (1)実施機関
     地方農政局(国営事業(務)所、土地改良調査管理事務所)、北海道開発局、沖縄総合事務局、緑資源機構・・・計84出先機関(平成15年度:76出先機関)
    (2)協力機関
     都道府県、市町村、土地改良区及び都道府県土地改良事業団体連合会・・・計201団体(平成15年度:196団体)
     小学校・こどもエコクラブ・田んぼの学校・・・計134団体(平成15年度:85団体)
     
  5. 調査期間
     平成16年6月〜10月
     
  6. 調査結果
    (1)結果概要
     ○ 採捕された魚種 20科98種(我が国に生息する淡水魚は、亜種を含め約300種)
    採捕されたカエル  4科17種(我が国に生息するカエルは、亜種を含め42種)
     ○ 多く採捕された魚種
      ドジョウ 480地点
      モツゴ 225地点
      タモロコ 209地点
      メダカ 190地点
      ギンブナ 175地点
    多く採捕されたカエル
      ニホンアマガエル 254地点
      ヌマガエル 130地点
      トノサマガエル 127地点

    (2)分析
     [1] 希少種
      魚類では、ホトケドジョウ(絶滅危惧IB類)やメダカ(絶滅危惧II類)など17種、カエルではダルマガエル(絶滅危惧II類)1種、合計18種の希少種が採捕されました。(希少種=環境省が作成したレッドリストに挙げられている生物種)
      メダカに関して、自然環境保全基礎調査などの既知の分布情報(約10km四方の2次メッシュ)と重ね合わせた結果、本調査でメダカが採捕された100メッシュ(190地点)のうち、20メッシュが今回新たにメダカの分布地域として確認されました。
    [2] 外来種
      魚類では、オオクチバス、ブルーギル等11種、両生類ではオオヒキガエル、ウシガエルの2種が採捕されました。
     
  7. 今後の展開方向
    ◎環境省は平成17年度以降も農林水産省との連携を図り、本生物調査について調査・分析手法の助言・提案等を継続します。
    ◎農林水産省と連携して、本調査への参加団体が増えるよう呼びかけを行います。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
課長   :黒田大三郎(6430)
 課長補佐:植田 明浩 (6481)
 担当   :有安 建也 (6436)

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