報道発表資料

平成17年1月14日
大気環境
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環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)の稼働について

今春の花粉の飛散量は、昨年の夏が猛暑であったことも影響し、全国的に観測史上1、2位の多さになると予想されています。環境省では、花粉症の方の症状の軽減に資するため、従来の関東地域、関西地域に加え、中部地域にも花粉自動計測器を配置し、花粉の飛散状況をリアルタイムで観測し、国民の皆様に情報を提供することとしました。
 花粉の飛散状況データは、「環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)」のホームページ(1月17日(月)から稼働:http://kafun.nies.go.jp/)で提供します。
  1. 経緯・目的
     花粉の観測は、従来から、固定式の採取器で1日1回花粉を採取し、顕微鏡を用いて花粉数を数えるダーラム法が用いられてきました。しかし、最近、花粉自動計測器が開発され、花粉の飛散状況をリアルタイムで把握できるようになりました。
     環境省は、平成14年度から都市部や山間部に順次、花粉自動計測器を設置し、花粉症と大気汚染物質との関係の解明などに役立てるデータを蓄積するとともに、花粉の飛散状況をリアルタイムで国民の皆様にお知らせする花粉観測システムの構築を開始しました。
     平成14年度は関東地域、15年度は関西地域、16年度は中部地域に花粉自動計測器を設置し、花粉飛散データを収集する体制を整備したところです。また、この度、花粉観測システムの愛称を“はなこさん”と命名しました。17年度以降も、花粉自動計測器を順次配置し、全国の花粉飛散状況が把握できる体制の確立を目指すこととしています。
  2. 花粉観測システムの構成
     環境省花粉観測システムは、「花粉飛散デ−タ収集部門」と「花粉情報表示部門」とで構成されています。花粉飛散デ−タ収集は、花粉自動計測器の計測デ−タを収集し、花粉飛散デ−タベースを作成するものです。花粉情報の表示は、収集した花粉飛散デ−タと気象デ−タとを組み合わせ、花粉飛散量、飛散方向などの表示を行うものです。
     これらのデータは1時間ごとに自動的に更新され、常に最新の情報を提供しています。
  3. 花粉観測地点
     関東、関西、中部地域ともに、原則として、花粉の発生源である山間部と人口が密集している都市部とに、均等になるように観測地点を設け、花粉自動計測器を設置しています。これまでに計測器を設置した都府県は以下のとおりです。(観測地点の詳細は別添1)
    関東地域 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
    関西地域 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
    中部地域 富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
     また、環境省の花粉観測地点に加えて、平成16年度からは、厚生労働省の花粉観測地点のデータもこのホームページで表示いたします(計測方法は同一です)。
  4. 花粉観測システムの活用
     花粉観測システムにより、[1]花粉症の方が多く居住する都市部の花粉飛散状況、[2]花粉の発生源である山間部の花粉飛散状況、[3]山間部から都市部への花粉の移動を支配する風向、風速の状況、がリアルタイムで把握できます。これらのデータを、花粉症の方が、花粉暴露からの回避行動や予防対策に活用していただけます。
  5. 花粉観測システムの稼働
    ○情報提供開始:平成17年1月17日(月)
    ○ホームページアドレス::http://kafun.nies.go.jp/
  6. その他
     花粉観測システムは、環境省が、独立行政法人国立環境研究所環境情報センター及び財団法人日本気象協会に委託して運用しています。

添付資料

連絡先
環境省環境管理局大気環境課
課長: 関 荘一郎 (6530)
 補佐: 中野 雅夫 (6537)
 補佐: 佐藤美稚子 (6538)

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