報道発表資料

平成16年1月19日
総合政策
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一般国道9号仁摩(にま)温泉津(ゆのつ)道路及び浜田三隅道路に係る環境影響評価書に対する環境大臣意見の提出について

環境省は、一般国道9号仁摩にま温泉津ゆのつ道路及び浜田三隅道路(島根県)に係る環境影響評価書について、本日付けで国土交通大臣等に対し、環境影響評価法に基づき、環境保全のための具体的な措置を明らかにするとともに、ミサゴ等の重要な動植物等に対し配慮すべき旨を内容とした環境大臣意見を述べた。

  1.  環境省は、一般国道9号仁摩にま温泉津ゆのつ道路(仮称)に係る環境影響評価書及び一般国道9号浜田三隅道路(仮称)に係る環境影響評価書(注1)について、環境影響評価法に基づき環境の保全の見地からの意見を求められたことから、平成16年1月19日付けで国土交通大臣等(注2)に対し環境大臣意見を送付した。
  2.  これらの道路については、重要な動植物種に対する具体的な環境保全措置が評価書で明らかにされていないこと、事業区域や周辺地域でミサゴ等の重要な猛禽類の営巣が確認されていること、周辺道路における道路交通騒音等の影響が懸念されることなどから、環境大臣意見では次の内容等を指摘している。
  3.  なお、島根県知事(注3)に対しては、国土交通大臣等から、この環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。

 ○ 重要な動植物に対する配慮
  環境影響評価は、あらかじめ、事業の実施が環境に及ぼす影響について、調査、予測、評価を行い、必要に応じて環境保全措置を検討し、環境の保全を図るものであるが、これらの評価書では、どの重要な動植物種に対してどのような環境保全措置を行うかが示されていない。このため、個々の重要種ごとに具体的な措置の内容及び効果を検討し、明らかにすること。
  重要な猛禽類のうち、仁摩温泉津道路についてはミサゴ及びサシバの、浜田三隅道路についてはクマタカ及びミサゴの繁殖期を避けた施工を行う等の適切な措置を講じること。
 
道路交通騒音等に対する配慮
  これらの道路に連結する予定の道路が供用されない場合、インターチェンジに接続する既存道路の交通量が増加し道路交通騒音等が懸念されることから、必要に応じて予測、評価を行うこと。


 (注1) 「都市計画道路仁摩温泉津線環境影響評価書」及び「都市計画道路浜田三隅線環境影響評価書」
(注2) 国土交通大臣及び国土交通省中国地方整備局長
(注3) これらの事業は都市計画に定められるものであるため、環境影響評価は事業者に代わって都市計画決定権者である島根県知事が実施する。

 (参考)    
  クマタカ 大型の猛禽類で、レッドデータブック(改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物−鳥類:RDB)では、絶滅危惧1B類に区分されている。
  ミサゴ 中型の猛禽類で、魚食性。RDBでは準絶滅危惧に区分されている。浜田三隅道路については、周辺地域を特徴づける生態系の上位に位置するとされている。
  サシバ 中型の猛禽類で、仁摩温泉津道路及び浜田三隅道路の周辺地域を特徴づける生態系について、生態系の上位に位置するとされている。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境影響評価課環境影響審査室
室長  :小川 晃範(内6231)
 審査官 :坂本 哲夫(内6239)
 TEL 03-5521-8237(夜間直通)

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