報道発表資料

平成14年7月10日
地球環境
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環の国くらし会議メンバー長島亜希子さん 小泉内閣メールマガジンに登場

地球温暖化防止のためのあかるいくらし改革について議論を進めている「環の国くらし会議」のメンバーである長島亜希子さん(主婦)が、7月11日(木)付けの小泉内閣メールマガジンに登場します。
 「私の危機意識(主婦の視点からの環境問題)」と題し、自らの体験を交え、環境問題へ取組の決意が述べられます。
掲載内容

● 私の危機意識(主婦の視点からの環境問題)

(環の国くらし会議メンバー 長島亜希子)

 今年の2月、環境省は「環の国くらし会議」を発足させ、私達一人ひとりの節電や節約の心がけを呼びかけるなど、くらしの面からの地球温暖化防止の対策に取り組んでいます。私も、この会議のメンバーの一人として、そのお手伝いをしています。
 
 確かに、現代の生活様式は、多くの環境汚染を産み、今やそのツケはパンダやトキの絶滅問題どころか人類の存亡に関わる深刻な事態となっていると様々な警告が発信されています。しかしながら、その危機意識については立場立場で受け止め方に温度差があるように思えます。
 
 一主婦の立場で家族の健康を考えた場合、私は今や安全な環境は地球上から消えつつあるとの強い危機感を感じています。人間が生存するのに最低限必要な空気と水、食料、この三点を考えてみても、これらのものが有害物質に汚染されてきている状況に多くの方は危惧を抱かれないでしょうか。
 
 例えば、オゾン層の破壊で日光でさえ有害となり、日本ではこれまでの公害のみならず大陸からの酸性雨にさらされ、また、世界的にも数多い焼却場からのダイオキシン他環境に良くない物質の飛散が問題となってきました。 農村では農薬の空中散布がなされ、都会ではディーゼル車をはじめとする排気ガスがまき散らされています。家庭内でも、殺虫剤をよく使いますが主婦の立場としてはこれも心配です。
 
 水の問題にしても河川や沼、、湖は汚染され、ホタルやメダカが減少し、魚介類には異変が起きています。原因としては、工場排水、家庭排水、自然排水などがありますが、毎日の自分たちの生活様式が汚染の原因であることに、罪悪感とやりきれなさを痛感します。私達は、今までに台所からの排水や、シャンプー、リンスなどの洗面排水、食器、洗濯、掃除用洗剤の数々、どれだけ無関心に流してきたことでしょうか。
 
 そのため、我が家では、もう環境に負荷を与える合成洗剤の類は使わず、アクリル製のたわしを使い、全く無公害の洗剤類を使用しています。最近では、除菌効果、防臭、防かびの効力著しい上に肌にやさしい洗剤も出回るようになりました。これは使用することで排水管も下水道、河川も浄化してくれるというスグレものです。
 
 水の問題で最も深刻なのが自然排水だそうで、これは、天の恵みであるはずの雨が、農地に降ると農薬、化学肥料、除草剤等を河川や地下水に流してしまうからなのです。食料にしても市販されているほとんどに添加物が混入され、魚や肉にしてもどのような配合飼料や抗生物質が使われて生産されたものか、私達消費者にはよく分かりません。
 
 そのこともあって、我が家では、生ゴミをコンポストで肥料に返し、庭で少々の野菜を作っています。ささやかなものですが、生ゴミを分解する細菌にも良いものがありますし、集合住宅でもベランダにプランターさえ置けば簡単にできますので、おすすめしたいと思います。各家庭で生ゴミの処理ができれば、カラス問題の解決にも役立つのに、と思っているのですが・・・。
 
 今、私達は重大なジレンマに直面しています。なぜなら環境破壊の一因が「経済活動」にあると考えられるからです。私たちは、”国際競争”や”内需拡大”をかけ声に、これまで一生懸命、大量生産→大量消費をしてきました。その結果が大量廃棄につながり、日本中に産業廃棄物があふれ、環境汚染が懸念され、私達の生活を脅かす状況となっています。また、「モノの豊かさ」に”幸せ”を見出す風潮は、私達の心をも蝕んではいないでしょうか?経済性のみを追求することにより、その製品が環境や多くの消費者に与える影響がないがしろにされてはいないでしょうか?
 
 もちろん、これからは、「経済活動」そのものを環境を壊さないものに変えていくことも重要ですが、主婦、消費者の立場から考えますと、「ムダのない必要最小限の消費」「自然を壊さない節度あるくらし」について改めて目を向けることが大切だと思います。
 
 生来、日本には簡素な中に美を追求し、そこに心の豊かさを感じるという心情がありました。このような、シンプルかつ心豊かなライフスタイルは、実は、私達日本人にとって一番得意とするライフ・スタイルなのではないか、と私は考えています。
 
 
 環のくらし(環の国くらし会議)ホームページ
 http://www.wanokurashi.ne.jp/
 
 執筆者の紹介(メールマガジン参照)
 略歴
   昭和18年1月生まれ(東京)
 昭和33年単身渡米
 昭和39年米国ミネソタ州聖テレサ大学卒業
 昭和40年結婚、以来二男二女の母として今日に至る。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化防止国民生活推進室
(略称:環のくらし推進室)
 室長代理:一方井誠治(内6790)
 副 室 長 :梶原  成元(内6231)
 副 室 長 :鎌形  浩史(内6139)

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