報道発表資料

平成26年11月18日
地球環境
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「第4回カーボン・オフセット大賞」の受賞者の決定について

・低炭素社会の実現に向けて、優れたカーボン・オフセットの取組を行う団体を表彰し、奨励するとともに、具体的な取組事例の紹介を通じて、カーボン・オフセットの意義と取組への理解が社会全体に広く浸透することを目的とした「第4回カーボン・オフセット大賞」が、カーボン・オフセット推進ネットワーク(以下「CO-Net」という。)の主催により、今年度も実施されます。

・本年7月22日から9月30日まで取組案件の応募を行った結果、50件の応募があり、この度、環境大臣賞(1団体)、経済産業大臣賞(1団体)、農林水産大臣賞(1団体)、優秀賞(3団体)、奨励賞(6団体)が決定しましたので、お知らせいたします。

・受賞団体については、12月12日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「エコプロダクツ2014」にて表彰いたします。なお、受賞団体の取組案件はCO-Net事務局のホームページでも紹介しておりますので、御参照ください。
(http://www.carbonoffset-network.jp/index.html)

1.環境大臣賞 受賞団体(1団体)

生活協同組合コープさっぽろ

サッポロビール株式会社

北海道

「「北海道の森を元気にしよう!」コープさっぽろ×サッポロビール×北海道の3者共同カーボン・オフセットキャンペーン」

 サッポロビールの対象商品を北海道産の吸収系J-VERでカーボン・オフセットし、コープさっぽろが販売する「北海道の森を元気にしよう!」キャンペーンを、平成25年と平成26年に各1回行った。コープさっぽろとサッポロビールは、北海道とそれぞれ包括連携協定を締結しており、この協定を結ぶ2者と北海道が協働した初めての共同キャンペーンである。

 取組の第1弾では北海道有林及び上士幌町有林により創出されたクレジット(90t-CO2、135万円)を、第2弾では北海道有林及びJ-VERを創出する北海道内の全13市町村有林により創出されたクレジット(130t-CO2、195万円)をそれぞれ購入した(合計220t-CO2、330万円)。特に第2弾ではより多くの自治体を対象とすることにより、道内の複数地域への資金還元と、クレジットの地産地消を実現した。

2.経済産業大臣賞 受賞団体(1団体)

キヤノンマーケティングジャパン株式会社

キヤノン株式会社

「再生複合機「Refreshedシリーズ」全機種におけるどんぐり認証取得とオフィス消耗品回収におけるカーボン・オフセット活動」

 製品のライフサイクルにおける環境負荷低減と価値向上の同時達成を目指し、再生複合機「Refreshedシリーズ」のライフサイクル全体及びカートリッジ等の消耗品の回収の際に排出されるCO2のカーボン・オフセットを実施した。

 再生複合機「Refreshedシリーズ」は、回収された使用済み製品をリサイクルした部品を利用した製品で、原材料調達から生産段階のCO2排出量は新品と比較して約80%削減されている。本製品について、2010年から製造時のカーボン・オフセットを開始し、2014年には製造以外の輸送や使用段階のユーザーの使用する電力、製品の回収・リサイクルまで含めた製品のライフサイクル全体にオフセット範囲を拡大してCO2実質ゼロ製品として顧客に提供し、複合機で初めて「CFPを活用したカーボン・オフセット認証(どんぐりマーク)」を取得した。これにより、オフセット量は5,500t(2014年3~12月)となる予定である。さらに、使用・維持管理段階においてカーボン・オフセットした排出量を、ユーザーが「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づく「算定・報告・公表制度」や地方公共団体実行計画に利用できる仕組みを構築し、どんぐりマーク付き製品の購入がユーザーのCO2削減にも繋がるという付加価値を提供した。

 また、消耗品の回収については、2010年よりインクカートリッジ、トナーカートリッジを顧客から回収輸送する際に排出されるCO2のカーボン・オフセットを行っている(2014年のオフセット量は230t)。

 さらに、ベルマークポイントと連携し、学校でのインクカートリッジの回収を通してベルマークポイントが加算され、回収品がプラスチックの原材料などに有効利用され環境保全につながることを学習してもらう出前授業を小学校で行っている。

3.農林水産大臣賞 受賞団体(1団体)

協同飼料株式会社

「協同飼料株式会社の『Cooポーク(黒潮ポーク)』の1パックにつき、購入者の家庭生活で排出するCO2の一部をカーボン・オフセットする取組」

 宮崎県産の豚肉「Cooポーク(黒潮ポーク)」を、宮崎県内や首都圏で販売する際に、クレジットを付与することで、購入者の 1 人 1 日あたりの冷房・暖房の使用に係る CO2 排出量のカーボン・オフセットを実施した。

 Cooポークは、消費者が商品の購入により直接的に環境活動を行うことができるという点について、宮崎県内での情報発信に加え、本製品販売店舗での PR を予定している。

 また、宮崎県内において豚への低タンパク飼料の給餌によって創出されたJ-VERを用いることで、畜産業界におけるカーボン・オフセットの普及・拡大を目指す。

 これらの取組を通じて、畜産業界における温室効果ガス排出削減のみならず、生産者の付加価値向上、さらには、低タンパク配合飼料による養豚環境の向上への取組が一層広まることが期待される。

4.優秀賞 受賞団体(3団体)

生活協同組合連合会コープネット事業連合

生活協同組合コープみらい

「生物多様性・気候変動オフセット」

 インドネシア・ボルネオ島・中央カリマンタンにおける、熱帯雨林の伐採を食い止める世界最大のREDDプロジェクトThe Rimba Raya Biodiversity Reserve REDD Projectから創出されるクレジットを活用し、2008年度以降に新規に出店、設置した店舗、冷凍センター及びエコセンターで、2014年度に排出すると推計される温室効果ガス12,100トンをカーボン・オフセットする取組。

 REDDプロジェクトを支援することにより熱帯雨林を保護するとともに、地球温暖化の防止、生物多様性保全、対象となる熱帯雨林に点在するコミュニティへの支援が実現される。

ヤベホーム株式会社

「長崎県日本伝統建築を支える森とヤベホーム注文住宅のカーボン・オフセット」

 木造住宅の販売1棟につき、施主の1年分の家庭における排出量(6t-CO2)を、長崎県内のJ-VER「長崎県日本伝統建築を支える森のCO2吸収事業」でカーボン・オフセットした。対象販売戸数は16棟を上限とし、施主へカーボン・オフセット証明書を謹呈している。木造に使う木材を国産材にこだわり、カーボン・オフセットに使用したクレジットを創出した森林の木材を活用するなど、クレジットを活用し林業・木材産業の活性化にも役立てるような取組を目指している。

 その他にも、会社活動によるCO2排出量(新築住宅建設にかかる仮設の電気使用量、事業所内の電気使用量、水道使用量、社有車のCO2排出量等)を長崎県対馬市のJ-VERによりカーボン・オフセットしている。

株式会社ローソン

「「MACHI cafe ホットコーヒー・カフェラテ」のカーボン・オフセット」

 「MACHI cafe(マチカフェ)」のホットコーヒー・カフェラテについて、原材料調達から製造、流通、消費、廃棄に至るまでのライフサイクル全体で排出されるCO2のカーボン・オフセットを実施し、「MACHI cafe」を展開する全店(全国約7,000店)で販売し、2週間でオフセット量は1,463tとなった。

 この間、各店舗においてポスターの掲出、チラシの配布を行い、カーボンフットプリントやカーボン・オフセットの仕組みをわかりやすく図解するなど、社会への普及啓発を積極的に行った。

5.奨励賞 受賞団体(6団体)

有限会社かすがい椎茸

しいたけ製造に係るカーボン・オフセット

 『しいたけ』の製造における電力使用に伴うCO2排出量をオフセットする取組。しいたけ生産で使用する菌床は富山県産であり、富山県で創出されたJ-VERを使用することで、しいたけ栽培材料となる菌床チップの調達地域の樹木を含む森林保全に寄与し環境配慮型のしいたけ栽培を実現している。

アトラストラベルサービス株式会社

「オフセットクレジットの地産地消による長距離バスのカーボン・オフセット」

 大型バスから排出されるCO2をオフセット・クレジット(J-VER)によってカーボン・オフセットする取組。地域で創出されたJ-VERを地元の民間業者が活用するという「地産地消」の試みであると同時に、環境貢献活動において自治体と民間企業の連携を実現している。

尚絅学院大学「環境活動サークルFROGS」

東北工業大学「環境学生サークルたんぽぽ」

「宮城県内の大学連携による大学祭でのカーボン・オフセット」

 大学祭における廃棄物処理、電気・水道・ガスの使用によるCO2排出量をオフセットする取組。クレジットの購入費用は、東北工業大学は募金により、尚絅学院大学は自費によりまかなわれた。他大学との更なる連携により、今後の東北地域におけるカーボン・オフセットの拡大が期待される。

 

株式会社パイプドビッツ

「Spiral Leads Green ?地球環境の保全と情報生活の発展の調和に向けて?」

 SaaS・PaaSクラウドサービス「スパイラル」を構成するコンピュータと通信機器が排出する全てのCO2をカーボン・オフセットする取組。ユーザーに対してカーボン・オフセット証書を発行したり、ユーザーの操作画面にCO2排出量を表示することで、CO2排出量を比較しながらより削減効果の高いサービスを選択できるようにした。

株式会社ビーザ・ワン

「ガソリンスタンドSS 溝辺空港バイパス店に係るカーボン・オフセット」

 ガソリンスタンドSS 溝辺空港バイパス店にて、ガソリンの使用により排出されるCO2の一部をカーボン・オフセットする取組。クレジットを無料で付与してガソリンの販売促進をする新規のビジネスモデルであるとともに、市民や観光客等に対するカーボン・オフセットの普及啓発に寄与する。

合同会社ひびくー

「環境配慮型素材FOLMICS(フォルミック)を活用した新たなものづくり・ことづくり・しくみづくり」

 バイオプラスチック原料の素材FOLMICS(フォルミック)を使用した「タンブラー」のライフサイクルにおけるCO2排出量のカーボン・オフセットを実施。「北九州マラソン2014」で、「どんぐりポイント」を付与して販売・配布し、回収したポイントは、北九州市の緑化事業に活用された。また、同大会で使用されたバイオプラスチック製給水カップを回収、それを原料とする製品を別のイベントで利用した。

6.表彰式について

 表彰式については、12月12日に東京ビッグサイトにて開催される、エコプロダクツ2014のイベントステージにて行います。

<表賞式概要>

日時:12月12日(金) 11:25~12:10

場所:東京ビッグサイト 東5ホール内イベントステージ(5-901)

〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1

TEL:03-5530-1111(代表)

http://www.bigsight.jp/access/

ゆりかもめ・国際展示場正門駅より徒歩3分

りんかい線・国際展示場駅より徒歩7分

内容:開会挨拶

   表彰状授与

<入場料>

無料(事前登録可能)

○エコプロダクツ2014公式サイト

http://eco-pro.com/2014/

添付資料

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
代表:03-3581-3351 直通:03-5521-8246 
室長   :川上 毅 (内線7716)
室長補佐 :伊藤 貴輝 (内線6728)
担当   :石井 将之 (内線6783)

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