報道発表資料

平成25年7月22日
自然環境
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国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)生物多様性地域セミナー in 熊本の開催結果について(お知らせ)

 国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)と環境省は、7月15日(月・祝)に熊本県阿蘇市において、市民、企業、NPO/NGO及び自治体の方々を対象に、「生物多様性地域セミナー」を開催しました。
 UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」、くまもとサプライズキャラクター「くまモン」及び阿蘇市イメージキャラクター「あか牛くん」による「生物多様性キャラクター応援団共同宣言式」、地球いきもの応援団の一人である江戸家 猫八さんの「生物多様性リーダー任命式」と講演のほか、愛知目標の達成に向けた地域での活動事例等の発表を行いました。また、「MY行動宣言 5つのアクション」を活用して参加者同士が意見交換を行うワークショップを実施しました。
 今後、年度内に富山県(8月10日)、愛媛県(12月)での開催を予定しています。

■概要

1.日時
平成25年7月15日(月・祝)14:00〜17:00
2.会場
国立阿蘇青少年交流の家 中研修室
(熊本県阿蘇市一の宮町宮地6029-1)
3.主催等
主催:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省
共催:熊本県、阿蘇市、生物多様性自治体ネットワーク
4.出席者数
約80名
式典での記念撮影 会場の様子

■開催結果

1.開会挨拶

環境省 九州地方環境事務所長
塚本 瑞天                      
UNDB-J委員・全国農業協同組合連合会
(JA全農)
広報部広報SR課長 澤田 洋志 氏
熊本県 環境生活部長
谷﨑 淳一 氏
阿蘇市長
佐藤 義興 氏

2.式典

(1)生物多様性キャラクター応援団共同宣言式

UNDB-Jキャラクター
「タヨちゃん サトくん」
くまもとサプライズキャラクター
「くまモン」
阿蘇市イメージキャラクター
「あか牛くん」

 UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」、くまもとサプライズキャラクター「くまモン」及び阿蘇市イメージキャラクター「あか牛くん」が、今後協力して生物多様性に関する普及啓発に取り組むため「生物多様性キャラクター応援団共同宣言」を行いました。

(2)生物多様性リーダー任命式

地球いきもの応援団
江戸家 猫八 さん

 地球いきもの応援団の一人、江戸家 猫八さんが、国民一人ひとりが生物多様性の大切さを理解して行動に移せるように先導する「生物多様性リーダー」に任命されました。

(3)MY行動宣言デモンストレーション

 江戸家 猫八さんと、UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」、くまもとサプライズキャラクター「くまモン」及び阿蘇市イメージキャラクター「あか牛くん」が、生物多様性に関する自らの行動を宣言する「MY行動宣言」のデモンストレーションを行いました。あわせて、本セミナー参加者にも、「MY行動宣言」を実施していただきました。

3.講演 「さえずりから学ぶ生物多様性」

 虫の音を聞き、紅葉を見て季節を感じる日本人の感性は、昔から身の回りの生きものや自然と一緒に暮らして培ってきたものであり、人が関わって作り上げてきた自然の大切さを効率性や経済性だけを追い求めて失ってはいけないとお話しされ、童謡「ふるさと」や山本直純作曲「ホトトギスのワルツ」にのせた里山の鳥・虫などの鳴き声を披露していただきました。

4.発表1 UNDB-Jの活動状況と生物多様性をめぐる最近の話題

環境省 自然環境計画課
生物多様性施策推進室 環境専門員
宮崎 公輔 

 UNDB-Jが推奨する連携事業の認定、子供向け推薦図書「生物多様性の本箱」の選定などUNDB-Jの活動状況のほか、生物多様性をめぐる最近の話題について紹介しました。

5.発表2 地域での活動事例の発表

(1)綾の照葉樹林プロジェクトとてるはの森の取組について【UNDB-J認定連携事業】

てるはの森の会
相馬 美佐子 氏

 日本最大級といわれる綾の照葉樹林の保護と、周囲の植林地を照葉樹の自然林に復元するために行っているボランティアによる間伐体験、ガイド事業、林床調査、遊歩道整備等について紹介されました。また、地元の人に照葉樹林の価値を知ってもらい、活動に参加してもらうために実施している「地域づくりワーキング」と「人と自然のふれあい調査」について紹介されました。

(2)森林・林業と生物多様性について

熊本県森林組合連合会
副参事 岩下 信正 氏

 地球温暖化防止、防災、国土保全の観点から、森林・林業の果たす役割の重要性や、森林組合がない熊本市西部において、住民、農協、NPO等と連携して取り組んでいる災害に強い森林づくりについて紹介されました。また、スズダケの消失による表土の裸地化とニホンジカの被害拡大の対応について、生物多様性の観点から再考すべきではないかとお話しされました。

(3)荒尾干潟とラムサール条約

日本野鳥の会 熊本県支部
竹下 将明 氏

 単一の干潟としては国内有数の広さを持ち、昨年ラムサール条約湿地にも登録された荒尾干潟について、野鳥が暮らす自然を守ることは、私たちが安らかに暮らせる環境を作り出すことにつながるということを、モニタリングや探鳥会などを通じ、多くの人に伝える活動について紹介されました。

 発表終了後、UNDB-J委員の澤田氏からそれぞれの発表に対して、森林保全には伐採と植林の循環が重要であること、シカの被害は農業も同じで総合的な対策が急がれること、渡り鳥については国際的な視点で、モニタリングの継続、情報発信が重要であることといったコメントがありました。

6.ワークショップ(テーマ:MY行動宣言 〜生物多様性を守るために、私たちにできること〜)

ファシリテーター
EPO九州 澤 克彦 氏

 「MY行動宣言」の5つのアクション(たべよう、ふれよう、つたえよう、まもろう、えらぼう)ごとにグループに分かれ、そのアクションに関して一人ひとりができること、さらにそれを地域や周囲の人に広げていくための方法を具体的に話し合いました。

参考

国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)
 2011年から2020年までの10年間は、国連の定めた「国連生物多様性の10年」です。生物多様性条約第10回締約国会議(2010.10愛知県名古屋市)で採択された、新たな世界目標である「愛知目標」の達成に貢献するため、国際社会のあらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組むこととされています。
 これを受け、愛知目標の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を推進するため、「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)が2011年9月に設立されました。
 (ウェブサイト)http://undb.jp/
生物多様性キャラクター応援団
国民一人ひとりに生物多様性に対する認知や理解を広げ、国民運動として取組を促進するため、2012年9月に旗揚げした広報組織です。広く様々なキャラクターからの入団申請を募集中です。セミナー等における「生物多様性キャラクター応援団共同宣言式」の実施、生物多様性マガジン「Iki・Tomo(イキトモ)」での情報発信など、積極的な広報活動を行います。
 (ウェブサイト)http://undb.jp/committee/team/chara/
地球いきもの応援団、生物多様性リーダー
 「地球いきもの応援団」は、生物多様性の大切さを伝え、具体的な行動を促すため、様々な場面で広報活動を担っていただく著名人による広報組織です。各メンバーには、生物多様性に関するイベント等において広報活動に御協力いただいています。
 さらに、地球いきもの応援団の中から、国民一人ひとりが生物多様性の大切さを理解して行動に移せるよう先導する「生物多様性リーダー」を任命しています。
 (ウェブサイト)http://undb.jp/committee/team/cheering/
MY行動宣言 5つのアクション
 国民一人ひとりが生物多様性との関わりを自分の生活の中でとらえることができるよう、UNDB-Jは、5つのアクションの中から自らの行動を選択して宣言する「MY行動宣言シート」の活用を広く呼びかけています。
 (ウェブサイト)http://undb.jp/committee/tool/action/
連携事業の認定
 UNDB-Jでは、各セクターの参加と連携を促進するため、「にじゅうまるプロジェクト」の登録事業等の中からUNDB-Jが推奨する連携事業を認定しています。UNDB-J認定連携事業については、UNDB-Jのロゴマークをご使用いただけるとともに、UNDB-Jとしてもセミナー等において紹介するなど、積極的な広報活動を行います。
 (ウェブサイト)http://undb.jp/authorization/
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性施策推進室
代表   :03-3581-3351
直通   :03-5521-8150
室長   :堀上  勝 (内:6660)
室長補佐:山内 洋志(内:6662)
担当   :宮崎 公輔(内:6664)

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