報道発表資料

平成25年3月21日
水・土壌 保健対策 総合政策
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水銀に関するマテリアルフロー及び大気排出インベントリーについて(お知らせ)

 環境省では平成19年度から生産活動における水銀利用、大気、水、土壌といった環境への排出など、我が国における水銀の流れを把握するため、水銀に関するマテリアルフロー及び大気排出インベントリーの作成について検討を進めています。
 今般、2010年度ベースの水銀に関するマテリアルフロー及び大気排出インベントリーを作成しましたのでお知らせします。

1.経緯

 環境省では平成19年度から生産活動における水銀利用、大気、水、土壌といった環境への排出など、我が国における水銀の流れを把握するため、水銀に関するマテリアルフロー及び大気排出インベントリーを作成しており、これまで水銀条約条文案の検討・議論を行う上での基礎情報として活用してきました。
 今般、2005年ベースのマテリアルフロー及び大気排出インベントリーを作成した際の考え方を基本に、算出・推計方法の精緻化を図り、最新のデータを用いて更新作業を行った上で、2010年度ベースの水銀に関するマテリアルフロー及び大気排出インベントリーを作成しましたのでその結果を公表します。本マテリアルフロー及び大気排出インベントリーについては、今後、「水銀に関する水俣条約」において求められる国内対策のあり方を議論していく上で、関係者の間で基礎情報として活用されることが期待されます。

2.結果の概要

 我が国の2010年度ベースの水銀マテリアルフローの主な流れとしては、(1)原燃料等に含まれて国内利用等に供される量が85トン(輸入原燃料中に含まれる水銀:73トン、国内で生産される原燃料中に含まれる水銀:6.5トン、海外から輸入される製品等に含まれる水銀:5トン)、(2)輸出等により国外へ移動する量が75トン、(3)環境への排出18〜23トン(大気への排出量17〜22トン、公共用水域への放出量が0.3トン、土壌への放出量が0.45トン)、(4)最終処分量が11〜24トンでした。本マテリアルフローの見かけ上、(2)国外への移動量(75トン)、(3)環境中への排出量(18〜23トン)及び(4)最終処分量(11〜24トン)の合計(104〜122トン)が(1)国内利用等に供される量(85トン)より19〜37トン多いですが、これについては、何らかの形で保有されていた水銀が回収されて輸出されたか、環境へ排出されたか、あるいは最終処分されたのではないかと考えられます。

3.今後の予定

(1)
本マテリアルフロー及び大気排出インベントリーの作成の過程により得られた知見・経験は、他国における水銀マテリアルフロー及び大気排出インベントリーの作成にも参考になると考えられることから、それらを活用した支援を検討していきます。
(2)
引き続き、新たに得られる情報に基づき、必要に応じてマテリアルフロー及び大気排出インベントリーの算出・推計方法の見直し、更なる精度の向上を行っていきます。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
代表 : 03-3581-3351
 直通 : 03-5521-8260
 課長 : 上田 康治 (内線 6350)
 補佐 : 水谷 好洋 (内線 6353)
 担当 : 森谷 直子 (内線 6356)

水・大気環境局大気環境課
 直通 : 03-5521-8295
 課長 : 大森 豊緑 (内線 6530)
 補佐 : 片山 廣明 (内線 6572)
 担当 : 福田 悠平 (内線 6572)

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