報道発表資料

平成24年12月21日
自然環境
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生物多様性地域連携促進セミナー in 北海道の開催結果について(お知らせ)

 環境省は、12月15日(土)に北海道札幌市において、生物多様性の保全に関心のある市民、企業、NPO/NGO及び自治体の方々を対象に、「生物多様性地域連携促進セミナー」を開催しました。
 UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」と北海道キャラクター「環境忍者 えこ之助」による「生物多様性キャラクター応援団共同宣言式」、農山村支援センター事務局長竹田純一氏による講演のほか、地域での活動事例の発表を行いました。その後、ワークショップで発表者と参加者を交えた意見交換を行いました。
 今後、年度内に長野県(1月19日)及び兵庫県(2月9日)においても「生物多様性地域連携促進セミナー」の開催を予定しています。

概要

1.日時
平成24年12月15日(土)13:00〜16:20
2.会場
ACU(アキュ)Advanced Center for Universities 大研修室1614 (札幌市中央区北4西5 アスティ45 16F)
3.主催等
主催:環境省
共催:
北海道、国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、
生物多様性自治体ネットワーク
4.出席者数
約90名

会場の様子

開催結果

1.開会挨拶

開会挨拶

2.生物多様性キャラクター応援団共同宣言式

UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」と北海道キャラクター「環境忍者 えこ之助」

 UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」と北海道キャラクター「環境忍者 えこ之助」が、今後協力して生物多様性に関する普及啓発に取り組むため「生物多様性キャラクター応援団共同宣言」を行いました。

3.多様な主体の連携による生物多様性保全活動の意義

農山村支援センター事務局長/
里地ネットワーク事務局長/内閣官房地域活性化伝道師/東京農業大学学術研究員 竹田 純一 氏

 里地里山は、自然の恵み・生態系サービスを活かした暮らしが営まれてきた環境であり、つい数十年前までの日本人の生活基盤となっていた環境であること、そして、その里地里山を利活用する生活スタイルが消失しつつある時代環境の中で、里地里山の多様な生態系を保全していくためには、異なる立場の人々が異なる視点で活動していくことが重要であるとのお話がありました。そして、多様な主体が連携していくためには、分かりやすい目標と具体的な行動計画が必要であることなど、地域連携に向けた具体的なアドバイスをいただいたほか、全国での多様な主体が連携した活動事例について紹介していただきました。

4.生物多様性地域連携促進法のあらましと生物多様性をめぐる最近の話題

環境省 生物多様性施策推進室
共生推進係長 笹渕 紘平 氏

 「生物多様性国家戦略2012-2020」の策定やUNDB-Jの活動状況などについて紹介したほか、生物多様性地域連携促進法の目的や制度のあらましについて説明しました。

5.地域での活動事例の発表

(1)後志しりべし地域生物多様性協議会の取組

黒松内町 環境政策課
上席主幹 高橋 興世 氏

 黒松内町の生物多様性地域戦略の概要と、現在14町村が賛同し、黒松内町が幹事自治体となって進めている後志地域生物多様性協議会の取組(生物多様性地域連携促進法に基づく地域連携保全活動計画を策定中)についてお話いただきました。

(2)サロベツで広がる地域連携保全活動

NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク
事務局長 嶋崎 暁啓 氏

 稚咲内わかさかない砂丘林の再生活動を中心に、サロベツの自然環境の保全と次世代を担う人材育成への取組、地域住民と行政の橋渡し、自然環境を活かした地域づくりの取組などについてお話いただきました。

(3)地域循環型酪農と自然環境の調和

浜中町農業協同組合
参事 高橋 勇 氏

 自然環境と共存した持続可能な酪農を目指し、緑の回廊や魚道づくりなどできることから取組を始め、こうした活動の継続が消費者に安心・安全な製品が届けられること、営農においても地域社会と環境を守ることが求められる時代にあることなどをお話いただきました。

(4)北海道の生物多様性保護支援と『ほっくー基金』

北洋銀行 経営企画部 CSR推進室
調査役 大友 直子 氏

 地域金融機関に求められる役割・機能などを踏まえ、北洋銀行のCSR活動の柱として平成22年度より取組み始めた『ほっくー基金』の設立の経緯、現在までの活動状況についてお話いただきました。

6.ワークショップ〜多様な主体による連携の促進に向けた課題と展望〜

左)ワークショップでの意見交換 右)ワークショップ成果の発表

 ワークショップは環境省北海道環境パートナーシップオフィスの協力のもと、事例発表者ごとの4つのグループに分かれて、「多様な主体の連携による生物多様性保全活動をどうやって進めていけばよいか」というテーマで、発表者・参加者を交えて意見交換を行いました。その後、各グループから出たアイディアや意見交換の内容を全体で共有しました。
 最後に、竹田氏より各グループに対して「砂丘林の再生は、大学や企業との連携につなげられる」「魚道コンテストをすると面白いのでは」「広域の視点での取組は先進的」「滋賀銀行など他の地方銀行の取組と比較しながら地域色を出していくとよいのでは」など多様な主体の連携に向けたアドバイスや各取組事例についてのコメントなどがありました。

参加した活動団体によるブース出展

ブース出展の様子

 セミナーの会場では、NPO/NGOや民間企業、農業団体、行政など10の活動団体が、それぞれの取組を紹介するパネルを展示しました。各パネルの前では取組の課題等についての意見交換が行われました。

【参考】
地域における多様な主体の連携による生物の多様性の保全のための活動の促進等に関する法律(生物多様性地域連携促進法)
 生物多様性は地域の自然的・社会的条件に応じて保全されることが重要であることから、地域における多様な主体が連携して生物多様性の保全活動を行うことを促進し、豊かな生物多様性を保全することを目的として、平成22年12月10日に制定され、平成23年10月1日に施行されました。
(ウェブサイト)http://www.env.go.jp/nature/biodic/act_promo/index.html
国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)
 愛知目標の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を推進するため2011年9月に設立されました。
(ウェブサイト)http://undb.jp/
生物多様性キャラクター応援団
 国民一人ひとりに生物多様性に対する認知や理解を広げ、国民運動として生物多様性に関する取り組みを促進するため、2012年9月、UNDB-Jの広報組織として「生物多様性キャラクター応援団」を旗揚げしました。広く様々なキャラクターからの入団申請を募集中です。生物多様性全国ミーティングや生物多様性地域セミナー等における「生物多様性キャラクター応援団共同宣言式」の実施、様々なイベントやウェブサイト、生物多様性マガジン「Iki・Tomo(イキトモ)」での情報発信など、積極的な広報活動を行います。
(ウェブサイト)http://undb.jp/public/index.html
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性施策推進室
代表   :03-3581-3351
直通   :03-5521-9108
室長   :牛場 雅己(内:6660)
室長補佐:山内 洋志(内:6662)
担当   :笹渕 紘平(内:6663)

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