報道発表資料

平成24年5月8日
自然環境
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平成24年度エコツーリズム地域コーディネーター活用事業の採択結果について(お知らせ)

 環境省では、平成23年度から「生物多様性の保全・活用による元気な地域づくり事業」の一環として、コーディネーターを活用してエコツーリズムの推進に取り組む地域協議会の活動を支援する「地域コーディネーター活用事業」を実施しています。
 今般、下記の24件の事業を採択しましたので、お知らせします。

1.事業の概要

 地域の自然資源を守りながら持続的に活用するエコツーリズムは、元気な地域づくりを行う上で有効です。本事業では、エコツーリズムに取り組む又は取り組もうとする地域の協議会(以下「協議会」)が、コーディネーターを活用して、エコツーリズムに係るルールやプログラムづくりなどの活動を行う際、その経費の一部を国が支援します。(国費1/2以内)

2.採択事業

No 地区 協議会名称 事業の概要
1 北海道 南富良野エコツーリズム推進協議会設立準備会 南富良野エコツーリズム推進協議会の組織整備、関係者へのエコツーリズム推進法の趣旨を普及啓発活動と共に協議会への参加を促す活動を行う。そのための講演会、協議会内の勉強会を開催する。併せて、特定自然観光資源として有望であり、かつ未然の保全が必要なイトウ、極相の森、砂金の3エリアに関しての資源調査を実施、人材育成のための講習会を開催するとともに、次年度以降に行うルールの作成、推進マニュアルの作成、プログラムの作成、エコツアーの企画等の準備活動を行う。
2 釧路 てしかがえこまち推進協議会 『てしかがスタイルのエコツーリズム』の基本方針及び全体構想の策定のため、てしかがスタイルのエコツーリズム策定委員会の開催、自然環境などの地域資源を発掘するための地域資源調査事業の実施。てしかがスタイルのエコツーリズムを推進させるための、エコツーリズム情報の発信事業、地域住民に対する出前講座の開催。摩周湖や屈斜路湖外輪山、硫黄山などの現状の課題の洗い出しと整理、具体的な利活用のあり方など、将来像の設定を行う。魅力あるツアー商品の造成と、これを担うガイド育成と事業者登録制度を確立するための人材育成事業、おもてなしの心を醸成させるためのホスピタリティー講習会を開催する。
3 東北 環白神エコツーリズム推進協議会 今後の持続的なエコツーリズム推進に向けて、協議会運営体制の基盤づくりや、短中期的な計画づくりを行う。また、将来の地域コーディネート組織の在り方についての検討を実施するとともに、環白神地域の自然観光資源に関する基礎的な情報の収集・整理を行い、エコツアーガイドをはじめ、一般の方も含めて効果的に参照・活用できるような情報整理等を検討する。加えて、誘客強化とブランド強化のため、環白神地域共通のロゴマーク・ウェブサイト・パンフレット等を作成、地域内へのエコツーリズムの普及啓発のため、多様な地域関係者が参画する「第2回環白神地域フォーラム」を開催する。
4 東北 いわて三陸ジオパーク推進協議会 防災の視点と三陸沿岸の自然や生活文化を対象に、世代を超えた視察教育旅行の受入れ体制を整備するため、現地調査を踏まえた視察・学習コースの選定と体験プログラムの企画・実施や、それらを紹介するホームページ、ガイドマップ等の作成、解説パネルの作成の他、モニターツアーを通じたボランティアガイドの実践的養成を図る。併せて、継続的な取組とするため、ガイドスキルの標準化やガイド料の統一など、関係者との協議によるガイドラインの検討・作成を行う。
5 東北 鰺ヶ沢白神グリーンツーリズム推進協議会 白神山地で実施するエコツアー用のガイドマニュアルを、環境教育の要素を取り入れ山・川・海まで含めたガイドマニュアルとして作成し、白神山地でのエコツアー事業の充実を図る。また、高齢化・少子化等に対応するため、地元にある資源を創造的に活用し、他地域から若者の参入を図るなど、協議会のホームページの開設による情報発信、広域的連携のための体制づくり、修学旅行を受け入れる体制づくりに取り組む。
6 東北 三陸環境再生協議会 三陸地域を中心とし、地域が元々持つ豊かな自然環境や自然と共生する漁村といった観光資源を長期的に活用し、多くの人達に訪れて地域を知って喜んでもらう事、及び地域の震災からの復興活動を知ってもらう事で、地域に対する外部の理解を高めてもらい、地域の自信回復と長期的発展につなげていくための準備を進める。地域の資源調査や各種利害関係者への説明の上で各種体験プログラムを構築し、試験的な集客を行って問題点の把握や感想を集め、プログラムの更新とガイドの育成に取り組む。
7 関東 飯能市エコツーリズム推進協議会 飯能市エコツーリズムを永続的な取組としていくため、新規モデルツアーの実施と検証、モデルツアーの企画、実施を通じてガイドの技術や企画力の向上に取り組むとともに、モデルツアーの実施にあたり、対象に合わせた効果的な情報発信手法の検討を行う。
8 関東 (仮称)しただ郷エコツーリズム協議会 「八十里越」を中心にした「しただ郷」の自然を活かした環境保全のビジョン策定及びルール作りの実施、「道の駅漢学の里しただ」を中心とした横の連携づくりとエコツーリズムの実施体制づくりとその仕組みづくり、エコツーリズムの情報発信のためHPの作成、協議会構成員の横の連携を活用したエコツーリズム商品の開発、「八十里越ガイド」の人材育成に取り組む。
9 中部 加子母ひのき拡販推進協議会 平成23年度に行った地域内の潜在資産を抽出するための基礎調査を基に、地域コーディネーターの指導により、エコツーリズム推進体制の構築、地域資源の活用方法を検討し、関係者の役割分担、地域内のルールを定め、意見調整と利害の調整等を行う。 具体的には、エコツーリズムを推進するために必要な事項をまとめたマニュアルを作成、農山村交流施設に地域観光案内人を置き、滞在プログラムや旬の情報など地域の観光や森と暮らす環境情報ステーションとして「旅の駅」に登録、エコツーリズムコースガイダンステキスト作成、都市部からのエコ・モニターツアーを開催する。
10 中部 谷川岳エコツーリズム推進協議会 エコツーリズム推進全体構想案に則り、宿泊業者をはじめとする各種事業者との連携、自然環境資源の魅せ方 自然資源の活用方法、人数制限等のルールづくり、エコツアーのコース設定、立ち入り禁止地区の表示などのコースづくり、コーディネーターの育成・インタープリターの育成などの人材育成に取り組むとともに、広報・PR活動の強化を図る。
11 中部 信州安曇野まつかわ村エコツーリズム推進協議会 資源調査を基にプログラム実施のためのマニュアル、保護と活用のためのルールの作成、エコツアーの企画・デモツアー催行、モニターツアーの実施、モニタリング及び評価手法の検討を実施するとともに、森を歩くコース作成やウォーキングコースなどのエコツアープログラムの作成等に取り組む。また、人材育成のため、案内ガイド育成講座の実施 鈴虫や森林についての研修会の開催、白神山地等での現地研修を開催する。
12 中部 上市エコツーリズム推進準備委員会 エコツーリズムの推進にあたり準備委員会を設立し、推進体制の整備及び基本方針策定に向けての準備を行う。
併せて、地域内の自然資源の調査・分類、ネットワークづくり、研修会・学習会の開催及び先進地視察(エコツアー体験を含む。)を行うとともに、モニターツアーの実施と評価に取り組む。
13 中部 茅野エコツーリズム協議会 エコツーリズム協議会の推進体制を再構築し、新たな地域活性化の目標設定と共有・協働の関係づくりを進める。具体的には専任事務局の設置、質の高い指導員・案内人の育成、協力活動団体の特性を活かした各分野のガイダンス作成と教育学習プログラム作成を行い、地域の市民・学校を対象にガイダンス・プログラムを試行・実践し質の向上を図る。また、地域活動活性化に向け、地域の活動団体と他地域の活動団体との活動共有・学習会・情報交流を行うとともに、HP作成やSNS活用による地域活動の情報発信に取り組む。
14 近畿 京のアジェンダ21フォーラム 運営体制の強化等を図るため、これまでのプロジェクトチームを発展させた京都たびたび実行委員会を開催し、プログラム企画の充実のためモデル事業を実施するとともに、地域連携型プログラムの企画のため各地域にコーディネーターの派遣を実施する。また、人材育成のためコーディネーター研修の開催、プログラム提供者(ガイド)研修会を開催する。
15 近畿 (社)大杉谷登山センター 安全で快適に大杉谷登山道を利活用していくことを目的として、通行止め区間の迂回路を設定するため関係者協議の開催、利用期間等のルールづくり、また、宮川ダム湖及びその周辺の歴史と自然を活用したエコツアーの開発、試行ツアーを民間のツアー会社と連携し実施する。加えて、上記のエコツアーが本格化する中で地元ガイドを育成する必要があることから、地域の魅力を多くの利用者に伝えるとともに、安全な登山を進めるため、職員と地元ガイドを対象に研修を実施する。
16 近畿 六甲摩耶観光推進協議会 六甲ケーブル山上駅構内に開設するエコツアーインフォメーションコーナーに、冬期荒天時等を除き、常時1名のガイドを常駐させ、観光や自然情報等の問い合わせに対応しつつ、来訪者のニーズの掘り起こしを随時行うとともに、エコツアーや体験プログラムの案内を行い、エコツアープログラムの参加者の拡大を図る。加えて、地域コーディネーターを活用して、上記案内所で対応するガイドの指導・統括並びに、六甲山上でのエコツアーの企画・広報・販売に取り組む。
17 中国四国 大山・中海エコツーリズム協議会 平成25年に、国内外のエコツーリズムに関する有識者が一堂に会する「エコツーリズム国際大会2013in鳥取」の開催が決定したことから、地域コーディネーターを配置し、大会開催に向けた地元の環境整備等に重点的に取り組む。具体的には、エコツアーガイド養成研修会の開催等による人材育成、エコツアープログラム商品造成やエコツアープログラムの商談会参加、モニターツアー実施、エコツーリズムホームページの外国語化などに取り組む。
18 中国四国 隠岐ジオパーク推進協議会 地域コーディネーターを配置し、大学教授等の有識者を交えた検討会を開催し調査対象種の選定を行うとともに、特異な生態系の分布調査、地域資源の発掘を行う。また、小中学校および高等学校と連携した隠岐ジオパーク学習会を実施し、隠岐ジオパークを担う人材育成を行う。
19 中国四国 瀬戸内ツーリズム推進協議会 瀬戸内海国立公園の自然環境資源や文化的資源を活用して、エコツーリズムに基づく質の高いエコツアープログラムを構築するためのフォーマットと、運用のための人材育成を促進する体制を確立し、外国人旅行者にも満足のいくエコツアープログラムを提供する。具体的には「宮島」において、外国人旅行者を対象としたエコツアーを構築し運用ツール(エコマップ・ツアーガイドブック)の開発を行い、本格的なエコツアーを実施する。また、コーディネーターやエコツアーガイド等の人材育成を行うため、養成・研修体制を構築するとともに、エコツーリズム啓蒙と実践活動の紹介のための「瀬戸内海エコツーリズムフォーラム」を開催する。
20 中国四国 智頭町森林セラピー推進協議会 現在行政主導で実施している森林セラピー事業を民間へ移行させるための推進体制の整備及び強化を図り、地域コーディネーターとなり得る人材の発掘および養成・スキルアップ及び新メニュー開発のための視察研修を実施する。また、森林セラピーの夏季、冬季メニューを構築するとともに、目的とターゲットを絞ったモニターツアーの開催を通じて継続できるツアーを企画する。加えて、森林セラピー事業を推進していく上で必要な基地全体のブランド化等のための事業計画を策定し、人材確保及び人材の育成につなげるとともに、関西圏を中心に営業を行うことにより民間主導で事業展開を行う基盤を整備する。
21 九州 阿蘇ジオパーク推進協議会 平成25年の世界ジオパーク認定を視野に入れ、魅力あるエコツアーの企画や試行、広報に取り組む。また、地域の旅行会社と連携しながら来訪者に阿蘇の地質学的な魅力を紹介するジオツアーの本格的な実施と定着化を図るため、阿蘇地域において多くの来訪者が滞在する「内牧温泉」を阿蘇のエコツーリズムにおける様々な機能集約と情報発信を行う拠点として整備。ジオの要素を取り入れた魅力あるエコツアーの運行、多言語による情報発信、専門ガイドの養成や案内板の整備、地域住民向けの教育普及活動を継続して実施する。 
22 九州 北郷町森林セラピー推進協議会 推進体制の整備・強化のため事業計画推進会議を開催、森林セラピー等に関する知識や経験を有し、かつ調整能力をもった者を「北郷コンシェルジュ」として育成するとともに、目的・ターゲットを明確にしたツアープログラムのコンテンツの開発やブラッシュアップを行い定期的な日帰りエコツアーや宿泊エコツアーに取り組む。
23 九州 八代グリーン・ツーリズム推進協議会 地域へのエコツーリズム普及等を図るための体験型観光講演会の開催、登山ルールの作成と資源調査を実施。また、人材育成のためインストラクター養成講座を開催するとともにエコツーリズムの先進地域の視察を実施。加えて、小学生を対象としたエコツーリズムモニターツアーや旅行エージェントへのPRに取り組む。
24 沖縄 おおぎみツーリズム地域協議会 観光客の受け入れ窓口を一本化し着地型観光産業の受け入れ体制の構築、大宜味村体験・滞在・交流型エコツアーの企画運営、観光パンフレット等の作成及び観光関連会社や学校等へのPRや営業活動を実施。また、勉強会や講習会を通じた人材育成に取り組み、大宜味村の資源(自然環境・文化・歴史・食・特産品等)を活用した地域振興を図る。
連絡先
環境省自然環境局総務課自然ふれあい推進室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8271)
室長  :堀上 勝 (内:6419)
専門官 :小林貞成(内:6421)
担当  :小野宏和(内:6421)

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