報道発表資料

平成24年2月29日
保健対策
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次世代の大規模出生コホート調査の協調に関する国際作業グループ及び子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)国際シンポジウムの結果について(お知らせ)

 平成24年2月27〜28日、北九州国際会議場(福岡県北九州市)にて、次世代の大規模出生コホート調査の協調に関する国際作業グループ第4回会合(世界保健機関(WHO)主催)と子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)国際シンポジウム(環境省主催、以下エコチル調査国際シンポジウムという。)が開催されました。

 国際作業グループには、昨年1月に始まった我が国の「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)や、米国で予備調査が行われている「全米子ども調査」のほか、ドイツ、フランス、中国の出生コホート調査(人口集団を出生時から追跡する疫学調査)関係者が参加し、国際作業グループの活動に関する「原則の声明」に署名するとともに、国際的な連携、調査手法の共通化・標準化に向けての活動計画に合意しました。

 エコチル調査国際シンポジウムでは、横光克彦環境副大臣の出席の下、世界で進められている子どもの健康に関する大規模追跡調査について、各国の研究者から紹介するとともに、国際作業グループ会合の結果を報告し、エコチル調査の取組状況や今後への期待などに関し、産業医科大学の研究者、北九州市担当官を交えてのパネルディスカッションを行いました。

1.開催日時

○次世代の大規模出生コホート調査の協調に関する国際作業グループ第4回会合
(WHO主催)
平成24年2月27日(月)09:30〜17:30
 28日(火)09:00〜12:00
○エコチル調査国際シンポジウム(環境省主催、北九州市・産業医科大学共催)
平成24年2月28日(火)13:00〜16:30

2.開催場所

北九州国際会議場
(北九州市小倉北区浅野三丁目9番30号)
http://www.convention-a.jp/

3.経緯・目的

 環境省では、環境が子どもの健康に与える影響を明らかにするため、平成23年1月より、10万人の妊婦に参加を呼びかけ、出生児が13歳になるまで追跡する大規模かつ長期のコホート調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を実施しています。
 米国においても、同様に10万組の親子を対象とした「全米子ども調査」が計画され、本格的な実施に向けて予備調査が進められており、欧州諸国でも同様の大規模調査が計画されています。こうした調査に関する国際連携・協力を進めるため、環境省では、平成23年2月、東京に国際機関・各国調査の専門家を招き、エコチル調査国際連携会議・シンポジウムを開催しました。この連携会議において、大規模出生コホート調査の協調に関する国際作業グループの設置が提言されたことを受け、世界保健機関(WHO)と日米独の調査担当機関の呼びかけにより、下記日程で会合が開催されました。
第1回会合 平成23年9月17日   バルセロナ(スペイン)
第2回会合 平成23年10月25日   ボルチモア(アメリカ)
第3回会合 平成23年12月5〜6日 ボン(ドイツ)
第4回会合 平成24年2月27〜28日 北九州市
 2日目のエコチル調査国際シンポジウムでは、前日に開催された次世代の大規模出生コホート調査の協調に関する作業グループ第4回会合の報告を行うとともに、エコチル調査の重要性や小児環境保健に関する諸外国並びに国際機関との連携や取組について、広く国民の皆さまに知っていただくことを目的に開催されました。

4.内容

○次世代の大規模出生コホート調査の協調に関する作業グループ第4回会合(WHO主催)
(1)第1-3回会合(バルセロナ、ボルチモア、ボン)のフォローアップ
(2)出生コホートにおける調査手法の標準化、データの相互利用に関する意見交換
(3)国際作業グループの今後の活動方針
○エコチル調査国際シンポジウム(環境省主催、北九州市・産業医科大学共催)
(第一部)次世代の大規模出生コホート調査の協調に関する国際作業グループ会合報告
(第二部)エコチル調査の取組状況と期待

5.会合の結果

国際作業グループ会合には、日本、米国、ドイツ、フランス、中国及びWHOの出生コホート調査の研究者・担当官が出席しました。
作業グループメンバーにより、「原則の声明」への署名が行われました。この声明は、出生コホート間の協調と調査手法の共通化・標準化を目指す作業グループの活動の趣旨を確認するとともに、未公表のデータ・情報を共有する場合のルールを定めたものです。
また、作業グループでは、各コホート調査で使用されている質問票の比較表の素案が作成されました。今後、この比較表を充実させるとともに、各国の共通点、相違点について分析を行うこととしています。
さらに、各コホート調査における健康状況の把握の方法や化学物質の測定手法等の共通化・標準化を進めるため、早産や精神神経発達などの評価手法について、試行的に比較分析を進めるとともに、生体試料の取扱いに関する標準作業手続書などの技術的文書の交換、翻訳を進めることとなりました。
続いて開催されたエコチル調査国際シンポジウムには、約100名の聴衆の御参加をいただきました。横光克彦環境副大臣及び北橋健治北九州市長の冒頭挨拶に続き、世界で進められている子どもの健康に関する大規模追跡調査について、各国の研究者から紹介するとともに、国際作業グループ会合の結果を報告し、エコチル調査の取組状況や今後への期待などに関し、産業医科大学の研究者、北九州市担当官を交えてのパネルディスカッションを行いました。
<エコチル調査ホームページ>
http://www.env.go.jp/chemi/ceh/
http://www.env.go.jp/en/chemi/hs/jecs/     (英語版)
連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課環境リスク評価室
代表   :03-3581-3351
室長   :戸田 英作 (内:6340)
室長補佐:森 桂 (内:6343)

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