平成23年7月25日
陸中海岸国立公園の利用拠点である浄土ヶ浜地区(岩手県宮古市)は、東日本大震災により甚大な被害を受けましたが、このたび安全の確保ができた海岸歩道の一部供用を開始することになりました。あわせて、地区内の施設供用状況及び各種取り組みについて報告します。
岩手県から宮城県にかけて南北180kmに及ぶ陸中海岸国立公園は、平成23年3月に発生した東日本大震災により、全域にわたって甚大な被害を受けました。浄土ヶ浜地区においてもレストハウス、観光船遊覧施設、海岸歩道等、多くの施設が津波により破損・流出したほか、奧浄土ヶ浜の石浜形状も大きく変動しました。
早期の復旧に向けて、がれきの撤去や施設の安全点検、観光遊覧船等民間事業者の営業再開に向けた取り組み、また地域住民による清掃活動等、官民一体となった復旧作業が進められており、このたび浄土ヶ浜地区の海岸歩道の一部供用を開始することになりましたのでお知らせいたします。
環境省では引き続き、浄土ヶ浜地区を安全かつ安心に利用することができるよう、トイレや海岸歩道等の復旧・再整備について、岩手県や宮古市の協力を得ながら取り組んでまいります。
また、東北の特徴を活かした新「三陸復興国立公園(仮)」へ向けた検討も進めており、今後も浄土ヶ浜地区を含めた陸中海岸国立公園の各利用拠点において復旧作業、各種取り組みを行っていきます。
宮古市では、観光遊覧船乗り場やマリンハウス及び奧浄土ヶ浜への移動を確保するため、浄土ヶ浜周遊ボンネットバスを運行しています。
7月16日〜8月16日の毎日(32日間)
8月17日〜10月31日の土日祝日(25日間)
第一駐車場〜マリンハウス分岐点〜奥浄土ヶ浜〜第三駐車場前〜
第二駐車場〜第一駐車場
1日14本
浄土ヶ浜に漂着するゴミ類の回収を進めるため、関係機関・関係団体による清掃活動を実施します。震災以前の美しい自然景観を取り戻すためには多くの方々の協力が必要です。環境省ホームページで随時実施案内をしていますので、みなさんの参加をお願いします。(東北地方環境事務所ホームページhttp://tohoku.env.go.jp/)
7月30日〜8月21日の期間、自然ふれあい体験等のイベントを実施します。
館内では常時クラフト教室等を体験できます。詳細は環境省ホームページ参照。
浄土ヶ浜等の磯辺で観察できる生物を特別展示します。夏休み期間中は実際に触って体験できるコーナーも設置予定です。
また、8月前半の週末には、夜の水族館体験等を開催予定。
陸中海岸国立公園の自然資源のうち、北山崎(岩手県田野畑村)の海食崖、つりがね洞(岩手県久慈市)、三王岩(岩手県宮古市)、穴通磯(宮城県気仙沼市)の奇岩等については、津波による被害は確認されていません。
公園利用施設(園地、野営場等)については、全124施設のうち、全壊18%(22施設)、半壊31%(38施設)が津波により被災しました。
環境省では、陸中海岸国立公園の利用拠点である浄土ヶ浜集団施設地区(岩手県宮古市)と気仙沼大島集団施設地区(宮城県気仙沼市)の2地区において、緊急復旧事業に着手します。
添付資料
連絡先
環境省自然環境局国立公園課
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8279
課長 上杉 哲郎(6440)
課長補佐 田村 省二(6443)
公園計画専門官 佐々木 真二郎(6449)
事業係長 速水 香奈(6447)