報道発表資料

平成22年5月20日
廃棄物
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袋入り簡易包装による食品の試験販売等の実施結果について(お知らせ)


 環境省は、リデュースやリユース品の利用による環境負荷の削減効果について消費者に情報提供等を行い、国民の具体的な行動に結びつけるため、スーパーマーケットの協力を得て、袋入り簡易包装による食品の試験販売と消費者の意識調査を実施しましたのでお知らせいたします。

1.趣旨

 第2次循環型社会推進基本計画(平成20年3月閣議決定)の着実な実行を確保するために、昨年度実施した進捗状況の第1回点検結果では、リデュース・リユースの推進に向けた取組状況について、「高い水準にある国民のごみ問題への関心を具体的な行動に結びつけるための仕組み、条件整備を一層進める必要」があるとされたところです。  このため、環境省では、当該点検結果を踏まえ、リデュースやリユース品の利用による環境負荷削減効果について消費者に情報提供等を行い、国民の具体的な行動へ結びつけるため、日常生活の中で必要かつ身近にある食品トレイに焦点を当て、関係主体と連携しつつ、袋入り簡易包装で食品を包装した場合の原料生産から消費までの実態に即した環境負荷の試算を行うための試験販売と消費者の意識調査について、実施しました。

2.試験販売等の概要

(1)
実施場所
 さいたまコープ「コープ南浦和店」(埼玉県さいたま市南区根岸2−11−12)
(2)
実施期間
 平成22年3月22日(月)〜3月28日(日)
(3)
実施内容
 コープネット事業連合、さいたまコープの協力を得て、コープ南浦和店で、食品トレイで販売している「とりもも肉」について、一部、同一単価にて袋入り簡易包装による試験販売(実施期間中、約200〜300グラムの量を100袋程度)を行うとともに、消費者の意識調査(アンケート調査)を実施しました。

3.実施結果の概要

(1)
試験販売結果
 試験販売実施期間中に販売した袋入り包装商品と食品トレイ包装商品の個数は下表のとおりであり、袋入り包装商品の販売実績は、全体の約26.9%の割合となりました。

<表>

区分販売個数割合
袋入り包装商品 112 26.9%
食品トレイ入り包装商品 304 73.1%
416
<袋入り包装商品と食品トレイ商品の並列販売の模様>
<食品トレイ商品> <袋入り包装商品>
(2)
消費者意識調査
 食品売場において、アンケート調査実施中であることの表示を行い、袋入り包装商品を見たり触ったりした消費者に対し、配置された調査員が趣旨説明を行い、調査項目に従ってインタビュー調査を行いました。
 期間中にご協力いただけた有効回答数は103となり、袋入り包装商品と食品トレイ入り包装商品との購入意向に係る比較項目においては、袋入りを選ぶとした回答者が47%であるのに対して、食品トレイ入りを選ぶとした回答者31%を上回りました。袋入り包装商品を選ぶ理由の大半は、不要になった食品トレイを処分する手間の問題や持ち帰りの際にかさばることが挙げられました。一方で、食品トレイ包装商品を選ぶ理由としては、見栄えがすること、商品比較が容易であることや衛生面からの不安といった理由が支持要因となっています。
調査結果全体版は別紙のとおり。

4.今後の取り組みについて

 本調査の結果を踏まえ、食品トレイ包装から袋や既に取組事例のあるラップ等への簡易包装の取組普及について、引き続き検討します。

(1)
多様な包装材料代替パターンの環境影響評価
 多様な包装材料代替パターンについて、それぞれの環境保全効果(廃棄物減量効果や二酸化炭素排出量削減効果)を定量的に把握するため、LCA(Life Cycle Assessment)分析等を行います。
(2)
流通事業者への情報提供や消費者の意識改革の推進
 袋入り販売等の簡易包装の取組事例を重ねて収集し、流通事業者の簡易包装の取組が促進されるよう情報提供を行うとともに、消費者の意識改革を促すための普及啓発活動を実践していきます。

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8336)
室長:大森 恵子(内6898)
室長補佐:鳥毛 暢茂(内6899)
担当:相澤 和春(内6818)

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