報道発表資料

平成22年2月8日
廃棄物
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平成21年度「食品リサイクル推進環境大臣賞」の決定について(お知らせ)

 環境省では、食品関連事業者等による食品循環資源の再生利用等に関する優れた取組を表彰することで、さらなる取組を促進し、普及拡大を図り、循環型社会の形成を推進するため平成19年度に「食品リサイクル推進環境大臣賞」を創設しました。
 本年度は平成21年9月10日(木)から平成21年10月30日(金)まで募集を行ったところ、22件のご応募をいただきました。全応募案件について「食品リサイクル推進環境大臣賞審査委員会」(委員長:東京農業大学 牛久保明邦教授)において審査した結果に基づき、以下のとおり最優秀賞、優秀賞、奨励賞を決定したのでお知らせします。 

1.目的

 食品関連事業者等による食品循環資源の再生利用及び熱回収並びに食品廃棄物等の発生の抑制及び減量に関する優れた取組を表彰し、全国に紹介することで、さらなる取組の推進、普及啓発を図り、循環型社会の形成を推進します。

2.応募状況

 平成21年9月10日(木)から平成21年10月30日(金)まで募集を行ったところ、全国から22件の応募がありました。部門別の内訳は下表のとおりです。

発生抑制 リサイクルループ 再生利用 合計
応募数 12 22

3.審査委員会

 東京農業大学の牛久保教授を委員長とし、学識経験者等5名から構成する「食品リサイクル推進環境大臣賞審査委員会」を平成21年12月21日(月)に開催し、最優秀賞、優秀賞、奨励賞を選考しました。

<食品リサイクル推進環境大臣賞審査委員会名簿>
氏名 所属
牛久 保明邦 東京農業大学 国際食料情報学部教授
石川 雅紀 神戸大学大学院 経済学研究科教授
鬼沢 良子 NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット 事務局長
杉山 涼子 富士常葉大学 環境防災学部准教授
中野 加都子 神戸山手大学 人文学部環境文化学科教授

4.受賞者

 最優秀賞1件、優秀賞2件、奨励賞5件を決定しました。

<最優秀賞>
株式会社アレフ
 『店舗・工場から排出される生ごみ・廃食用油のリサイクル循環利用』
 全国に展開するハンバーグ専門レストラン『びっくりドンキー』約130店舗から排出される生ごみを各店舗に設置した生ごみ処理機で発酵・乾燥処理し、提携農場等で堆肥化した上で、野菜の栽培に利用するリサイクルネットワークを構築。自社ビール工場から出るビール粕をメタンガス化し、発電。廃食用油のバイオディーゼル燃料化。
 食品廃棄物の多面的利活用をした取組であり、消費者も巻き込んでの総合的なバランスのとれたリサイクルの仕組み。

<優秀賞>(発生抑制部門)
該当なし

<優秀賞>(リサイクルループ部門)
株式会社王将フードサービス
 『「餃子の王将」リサイクルループの取組』
 広範囲に点在する店舗から発生する残さを、各店舗に設置した生ごみ処理機で一次処理を行い、ゆうパック(着払い)で処理業者へ送付し、肥料化することにより広域リサイクルシステムを構築。収穫された野菜を餃子の王将にて食材として使用するリサイクルループを構築。

注:
同社の乾燥処理された一次処理物は、処理業者に有価で引き渡されているものであり、排出店舗が所在する市町村から廃棄物処理法の廃棄物ではない旨の確認を受けている。

<優秀賞>(再生利用部門)
静岡油化工業株式会社
 『食品廃棄物オカラの飼料化及びバイオ燃料化事業』
 ほとんどが産業廃棄物として処分されているオカラを乾燥して飼料化するとともに、廃ポテトとの混合による新しい製造法を用いてバイオエタノールを製造。オカラの乾燥に使用する燃料は回収した廃油を精製して利用。

<奨励賞>
(1) バイオエナジー株式会社
 『食品廃棄物のメタン発酵及びガス発電』
 食品廃棄物を日量110トン処理できるメタン発酵システムにより発生させたメタンガスを利用し発電を行い、一部を電力会社に売電。また、発電に利用しきれない余剰ガスを精製して都市ガスとしてガス会社に供給予定。

(2) 株式会社エコス
 『エコスの食品リサイクルループの取組』
 店舗から排出される食品残さを堆肥化及び飼料化。堆肥は、契約農家が使用し、コシヒカリを栽培して「エコス米」として、飼料は契約養豚家が使用し、豚を生産して「旨香豚(うまかぶた)」としてエコスグループの店舗で販売。

(3) 有限会社三功
 『三功リサイクルループ』
 早くから(平成7年)食品循環資源の堆肥化に取組み、食品リサイクル製品認証・普及制度の食品リサイクル肥料第1号に認証。農家と共に生ごみ堆肥を利用するグループ「酵素の里」を立ち上げ、生産された農産物を、食品廃棄物を排出する地元スーパー等で販売するリサイクルループを構築。

(4) 京都有機質資源株式会社
 『油温減圧脱水方式による飼料化事業』
 廃食用油を熱媒体として、食品廃棄物を減圧下で脱水を行い、続いて油分を絞り製品とする油温減圧脱水方式にて飼料化。エコフィード認証飼料「京(みやこ)1号」として、配合飼料メーカーや養豚農家等に販売。

(5) 球磨焼酎リサイクリーン株式会社
 『焼酎粕原液のリサイクル』
 焼酎粕原液中の有効成分を回収する設備を導入し、酒造メーカーから焼酎粕原液を収集、焼酎粕乾燥品・濃縮液を肥料・飼料原料化。また、焼酎粕原液中のエタノールを回収し、施設内の補助燃料として利用。

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
代表:03-3581-3351
直通:03-5501-3153
室長:上田 康治(内線 6831)
室長補佐:酒井 輝久(内線 6853)
係長:小池 範和(内線 6853)

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