報道発表資料

平成21年7月6日
水・土壌 大気環境
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日中環境汚染対策協力ゴールデンウィークの結果について(お知らせ)

 6月23日から約2週間を、日中環境汚染対策協力ゴールデンウィークとし、環境汚染物質削減に係る政策対話やワークショップ等を集中的に実施しました。その中で、水環境、大気環境の保全やコベネフィット・アプローチについて、日本の総量削減等の制度の紹介や中国における導入の検討、今後の協力の進め方などが議論されました。これらの一連のイベントを通じて、今後とも日中において環境汚染対策分野における協力を一層深めることで合意しました。

1.経緯

 中国北京で開催された第11回日中韓環境大臣会合(TEMM11)において、6月13日、斉藤環境大臣と周生賢 中国環境保護部長との二国間大臣会合が開催されました。その中で、統合的かつ集中的な日中環境汚染対策協力を行うことについて合意しました。
 同合意に基づき、6月23日から約2週間を、日中環境汚染対策協力ゴールデンウィーク(中国語訳「中日汚染減排合作黄金周」)と位置付け、環境汚染物質削減に係る一連の協力イベントを集中的に実施しました。

2.概要

(1)日中局長級政策対話

 日中環境汚染対策協力ゴールデンウィークの開始に先立ち、局長級の政策対話を開催しました。その結果、農村地域等における分散型排水処理施設モデル事業を含む水環境協力については、複数の地域での事業の推進を確認するとともに、中国政府から同事業結果を踏まえ中国国内で広く普及する旨の意思表明がなされました。今回から始まった窒素・りんの水質総量削減及び窒素酸化物の大気総量削減に係る協力の今後の一層の強化を確認しました。さらに、環境汚染対策と温暖化対策を同時に実現するコベネフィット・アプローチの協力を引き続き実施することを確認し、今後とも、両国の政策について緊密に意見交換をすることとしました。

(2)日中環境汚染対策協力ゴールデンウィークに開催された個別イベント

[1]日中協力モデル事業に係る分散型排水処理施設完成竣工式典

 江蘇省泰州市及び重慶市忠県において、分散型排水処理施設の完成竣工式典が行われました。泰州市の式典には周生賢中国環境保護部長らが、重慶市の式典には白石順一環境省水・大気環境局長らが出席しました。これらの施設は、排水処理が十分でない中国の農村地域における水環境改善対策の普及に向けたモデル事業として建設されたものです。喫緊の課題である水質汚染対策の解決に向け、地元政府とも協力しながら、順調に事業を進捗し、今回の竣工を迎えました。今後は、施設の運転管理を行いながら、管理手法や浄化効果の調査を行っていきます。
 なお、泰州市の竣工式典に出席した周部長は、モデル事業の成果を普及するため、中国環境保護部の資金により泰州市で更に5つの排水処理施設を建設することを表明しました。

[2]窒素・りんの水質総量削減に係る日中共同研究ワークショップ

 中国における「第12次五カ年計画」の検討に向け、中国の国情に合った窒素及びりんの水質総量削減の実施方法案を作成するため、日本及び中国の水質総量削減制度に係る法制度、中国における窒素・りんの水質総量削減の実施手順、発生負荷量把握手法や測定方法等について議論が行われました。また、中国のモデル水域におけるフィージビリティスタディの実施等、今後の日中共同研究の進め方を協議しました。

[3]窒素酸化物の大気総量削減に係る日中共同研究ワークショップ

 中国における「第12次五カ年計画」の検討に向け、大気汚染対策としての窒素酸化物の大気総量削減のため、日本及び中国における大気汚染の現状を互いに情報共有するとともに、日本における固定発生源・移動発生源に対する窒素酸化物の総量規制の基本的考え方及び総量規制指定地域の自治体における対策の実務面等を紹介しました。また、中国の実情に合ったNOx対策のあり方や今後の窒素酸化物の総量削減における日中協力について意見交換を行いました。

[4]コベネフィット・アプローチ共同研究ワークショップ

 途上国にとって喫緊の課題である環境汚染対策と世界規模での課題である温室効果ガス削減の同時達成に資するコベネフィット・アプローチについて、国際協力機構(JICA)や地球環境戦略研究機関(IGES)等の機関も参画し、国際動向、日本の取組、中国における研究動向、アジアへの展開に向けたフォーラム立ち上げの必要性等について議論が行われました。また、四川省パンジホア市をモデルとしたコベネフィット型プロジェクトの形成、環境汚染物質削減計画のGHG削減効果の定量的評価、キャパシティ・ビルディングの3点について、今後のモデル事業の進め方を協議しました。

3.日時・場所

平成21年6月23日(火)〜7月3日(金)
  中国北京 日中友好環境保全センター
(日中協力モデル事業分散型排水処理施設完成竣工式典については、江蘇省泰州市及び重慶市忠県にて実施)

日中協力モデル事業分散型排水処理施設完成竣工式典
日中協力モデル事業分散型排水処理施設完成竣工式典(重慶市)

ワークショップの会場
ワークショップの会場にて

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局水・大気環境国際協力推進室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8309
室長 和田 篤也(内線 6670)
補佐 相澤 寛史(内線 6560)

環境省水・大気環境局大気環境課
課長 早水 輝好(内線 6530)
補佐 山田 克之(内線 6533)

環境省水・大気環境局自動車環境対策課
課長 内藤 克彦(内線 6520)
補佐 林  誠  (内線 6563)

環境省水・大気環境局水環境課
課長 川崎 正彦(内線 6610)
補佐 西  修  (内線 6618)

環境省水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室
室長 尾川 毅 (内線 6660)
主査 山田 拓也(内線 6666)

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