報道発表資料

平成20年12月22日
保健対策
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平成21年春の花粉総飛散量の予測(速報)について(お知らせ)

 平成21年春のスギ・ヒノキ科花粉総飛散量は、平成20年春(前シーズン)と比較して関東、東北地方では同じかやや少なく、東海及び北陸から九州地方は多くなると予測されます。また、例年※との比較では、関東、東北地方では例年並みかやや多く、東海から九州地方では一部を除いて多いかやや多くなると予測されます。
 スギ花粉の飛散開始は、前シーズンと比べて1〜2週間程度早くなり、また例年と比べても例年並かやや早くなると予測されます。
 (※例年とは、過去10年の平均。ただし、愛知県(名古屋市)は過去8年、鳥取県(倉吉市)は過去7年の平均。)

1.概要

 環境省では、花粉症に関する調査研究の一環として、平成16年度から花粉飛散予測に関する調査研究を行っています。
 今般、当該研究において、平成21年春(1月末から5月)の花粉総飛散量予測(速報)を取りまとめました。

2.平成21年春のスギ・ヒノキ科花粉総飛散量の予測について(参考資料1)

(1)前シーズンとの比較

  • 平成21年春の花粉の総飛散量は前シーズンと比較して、東北及び関東の東部で半分ないしはほぼ前シーズン並み、関東の西部は1.5倍程度、甲信、北陸及び東海にかけては前シーズン並みか一部の地域では2倍程度に増加する見込みです。
  • 近畿では2〜3倍に増加する見込み、また中国及び四国でも2〜3倍に増加する見込みですが、一部では前シーズン並みと見込まれます。
  • 九州では前シーズン並みとなる見込みですが、一部でより多くなると見込まれます。

(2)例年との比較

  • 東北では例年よりやや多くなる見込みで、関東はほぼ例年並み、甲信及び北陸においてはほぼ例年並か一部でやや多くなると予測されます。
  • 東海、四国では一部を除いて例年より多く、近畿、中国及び九州では例年よりやや多くなると見込まれます。

(3)ヒノキ科花粉の飛散量の顕在化

  • 近年、西日本ではヒノキが多くの雄花をつけるまでに成長したこともあり、スギを上回る花粉飛散量となる年が顕在化してきています。
  • 特に東海以西では、かなり多めの雄花が観測されている地域があり、平成21年春はヒノキ科花粉の飛散量が多くなる地域が増える見込みです。

3.平成21年春のスギ花粉前線予測について(参考資料2)

 気象庁の季節予報によれば、平成21年1月は全国的に暖冬傾向が予想されています。
 このため、スギ花粉の飛散開始日は平成20年春と比べると1、2週間程度早くなると予測され、また例年と比べても、例年並みかやや早くなる可能性が高いといえます。

4.花粉症予防対策の必要性

 前シーズン比や例年比での増減にかかわらず、予測される花粉総飛散量が1000個/cm2を超える地域においては、予報に基づいた早めの花粉症予防対策等が必要です。

5.その他

(1)本速報に関する留意事項

 本速報は、現時点で得られた気象データ及び花芽の調査結果速報を踏まえて作成されたものです。
 今後、最新の気象予報及び花芽調査の詳細結果を踏まえ、花粉飛散開始前に、再度、より精緻な予測(確定版)を公表する予定です。

(2)平成21年春シーズンの対応

 環境省では、平成21年春シーズンにおいても、花粉の総飛散量の予測及び観測を行い、「スギ花粉飛散開始マップ」等の情報を提供します。
 また、花粉の飛散状況について、「花粉観測システム(愛称:はなこさん)」により、リアルタイムで情報を提供します(2月初旬からを予定)。
 さらに、花粉症に係る最新の科学的知見や関連情報を紹介する「花粉症環境保健マニュアル2009」を提供します。
 環境省で実施している花粉症に関する調査研究の結果は、環境省ホームページ上(http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/index.html)にて公開し、順次、更新していく予定です。
 なお、政府における花粉症対策は、今後とも関係各省(内閣府、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、気象庁、環境省)の緊密な連携の下で進めることとしております。

参考資料1:
平成21年春における都道府県別花粉総飛散量(スギ、ヒノキの総数)予測(速報)
参考資料2:
平成21年スギ花粉前線予測(速報)

*当調査研究事業は、NPO花粉情報協会の協力を得て実施している。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8261
課長 木村 博承内6350)
課長補佐 吉住奈緒子(内6352)
担当 佐方 信夫(内6332)

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