1.全国水環境保全市町村連絡協議会の概要
昭和60年3月に環境庁が「名水百選」を選定したのを契機に、同年8月「名水百選」の所在する市町村が連携し、水環境の保護の推進と水質保全意識の高揚を図ることを目的として、「全国水環境保全市町村連絡協議会」を設立した。
現在、89名水、95自治体が加盟している。
(参考)名水百選について
- (1)「名水百選」の目的
- 全国に多くの形態で存在する清澄な水について、その再発見に努め、広く国民にそれらを紹介し、啓発普及を図るとともに、このことを通じ国民の水質保全への認識を深め、併せて水環境を積極的に保護する活動への参加を促進する。
- (2)「名水百選」の選定基準
- 選定のための判定条件は次のとおり。
- [1]
- 水質、水量、周辺環境(景観)、親水性の観点からみて、保全状況が良好なこと。
- [2]
- 地域住民等による保全活動があること。
を必須条件とし、このほか
- [3]
- 規模
- [4]
- 故事来歴
- [5]
- 希少性、特異性、著名度等
を勘案している。
2.全国名水シンポジウムについて
- (1)目的・対象
- 名水を通じた水環境の保護の推進、水質保全意識の高揚を図るため、広く国民を対象として水環境の保全を訴える。
- (2)これまでの実施状況
- 名水百選に選定された市町村が構成する全国水環境保全市町村連絡協議会会員が、持ち回りで実施。シンポジウムを、協議会の全国大会と併せて実施してきた。
- (3)平成18年度の開催地
- 奈良県吉野郡天川村で開催することとなった。天川村では、洞川(どろがわ)湧水群が名水として指定されている。
これまでの開催状況は別表のとおりである。