報道発表資料本文


(別紙)

小池環境大臣と二階経済産業大臣の会談の概要

平成18年6月16日

 本日、小池環境大臣と二階経済産業大臣との間で「経済成長戦略大綱」に関して意見交換を行い、以下のような意見の一致をみた。

  1. 我が国の国際競争力の強化のため、環境と経済の両立を実現する産業育成や事業展開の加速化が必要との認識を共有し、金融面からの環境配慮等を通じた産業・ビジネスの環境効率性の向上や、技術開発やシステム整備等による3Rの推進を通じた資源生産性の向上を図る。

  2. とりわけ、バイオマスエネルギーの利用を促進するための環境整備などを通じ、発電・熱利用や輸送部門でのバイオマスエネルギーの普及加速化に取リ組む。また、アジアにおいて、バイオマスエネルギーの導入拡大に向けた取組を進める。

  3. また、温室効果ガスの排出削減を巡る内外の動向を踏まえつつ、エネルギー消費効率の更なる改善を目指す省エネルギーフロントランナー計画、バイオ燃料の導入促進等運輸部門の石油依存度の低減を目指す運輸エネルギーの次世代化、新エネルギーの普及支援・次世代エネルギーパーク等による新エネルギーイノベーション計画及び原子力立国計画を推進し、世界最先端のエネルギー需給構造の実現に取り組む。

  4. さらに、エネルギー需要が急増し、気候変動問題等への対応も遅れつつあるアジアに対し、省エネルギー協力、太陽光発電、バイオ燃料等の新エネルギー協力、石炭のクリーン利用の促進、アジアにおける効果的な備蓄スキームの構築、クール・ビズの取組の発信、アジア共同の環境危機情報システムの形成、3R技術・システムの展開、これらに係る人材の養成など、環境・エネルギー協力を一体的に展開する。

(以上)



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