報道発表資料本文

危険物発見箇所周辺環境調査について



<平成16年7月5日>


発行・編集 環境省環境保健部環境リスク評価室、
         神奈川県防災局災害対策課、神奈川県平塚保健福祉事務所、
         平塚市防災安全部防災課


 環境省では、平成16年3月22日に旧相模海軍工廠化学実験部跡地の周辺の1井戸の井戸水から微量のジフェニルアルシン酸が検出されたことを受けて、神奈川県及び平塚市の協力を得て、周辺に存在する井戸216ヵ所(198ヵ所+追加18ヵ所)の井戸水の調査を進めてまいりました。
 その結果、新たに化学実験部跡地付近の7ヵ所(3ヵ所+追加4ヵ所)(別紙斜線部の中)の井戸水から、ジフェニルアルシン酸は検出されなかったものの、何らかの有機ヒ素化合物(詳細は分析中)が検出されました。汚染原因は現時点では不明です。
 この結果をもとに、専門家の意見を踏まえて、今後、調査を行う必要がある範囲として、新たに「要調査地域」(別紙参照)を設定しました。
 要調査地域では、引き続き調査を継続していきます。
 井戸水の飲用に関しては、直ちに健康影響がでるおそれは低いと考えられますが、要調査地域の内側については、井戸水調査で有機ヒ素化合物が検出されなかった井戸も含めて、念のため、改めて井戸水の飲用を中止するようお願い致します。
 なお、要調査地域の外については、ジフェニルアルシン酸等による地下水汚染はないと考えられます。
※何らかの有機ヒ素化合物:ジフェニルアルシン酸でないが、関連化合物である可能性のある物質


その他、ご質問・ご相談は、下記窓口にご連絡ください。
環境省環境保健部環境リスク評価室 03-3581-3351
神奈川県防災局災害対策課      045-210-3513
神奈川県平塚保健福祉事務所     0463-32-0130
平塚市防災安全部防災課        0463-23-1111



別紙:要調査地域図[PDFファイル 452KB]



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