1.調査方法
臭素系ダイオキシン類についての調査研究の推進を求めるダイオキシン類対策特別措置法附則第2条に基づき、平成14年度に臭素系ダイオキシン類の全国的な存在状況に関する一般環境調査等を行った。
この調査は、
(1) |
調査地域として、全国4地域、地域毎各3地点合計12地点を設定し、 |
(2) |
環境媒体として、大気、降下ばいじん、土壌、地下水、水質、底質、水生生物(魚介類)、野生生物(鳥類、ほ乳類)及び食事試料の9媒体を採取し、 |
(3) |
臭素系ダイオキシン類(モノ臭素ポリ塩素化ダイオキシン類、ポリ臭素化ダイオキシン類に区分)の測定を行ったものである。 |
(4) |
また、予備試験としてハウスダストの臭素系ダイオキシン類の測定を行った。 |
2.調査結果
(1) |
地域別の検出状況 |
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臭素系ダイオキシン類は、今回調査された12地点において、1地域を除く11地点の環境媒体のほとんどから検出された。 |
(2) |
媒体別の検出状況 |
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今回の調査において、臭素系ダイオキシン類は、食事試料以外の媒体(大気、降下ばいじん、土壌、地下水、水質、底質、水生生物、野生生物、ハウスダスト)から検出され、昨年度と同様の結果であった。
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表 4地域の臭素系ダイオキシン類の検出状況 |
大気 |
降下 ばいじん |
土壌 |
地下水 |
水質 |
底質 |
水生生物 |
野生生物 |
食事試料 |
ハウス ダスト |
× |
△ |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
△ |
○△ |
△ |
○ |
× |
○ |
○△ |
○ |
○△ |
× |
○△ |
× |
○ |
○ |
○△ |
○△ |
○ |
△ |
× |
○△ |
△ |
○ |
× |
○ |
○△ |
× |
△ |
× |
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注) |
○:モノ臭素ポリ塩素化ダイオキシン類 |
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△:ポリ臭素化ダイオキシン類 |
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×:検出なし |
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