(参考1)
環境基準健康項目に追加すべきと提言されている項目について

1.硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素

  [用途]
   ・肥料、火薬製造、ガラス製造など。

  [健康影響]
   ・乳幼児に対するメトヘモグロビン血症(チアノーゼや窒息を起こす。)

  [検出状況(平成6〜8年度)]  指針値:10 mg/lに対して

         調査地点数  1/10濃度検出地点数(率)   超過地点数(率)
   (1)河川     4,263     1,872(43.9 %)     5( 0.1 %)
   (2)湖沼      990       36( 3.6 %)     0( 0  %)
   (3)海域     1,634       80( 4.9 %)     0( 0  %)
   (4)地下水    5,548     3,224(58.1 %)    259( 4.7 %)
2.フッ素

  [用途]
   ・鉄鋼、アルミニウムなどの精錬、ガラス加工、電子工業など。

  [健康影響]
   ・斑状歯(歯にしみが生じ、病状が進むと歯がボロボロになっていく。)

  [検出状況(平成6〜8年度)]  指針値:0.8 mg/lに対して
         調査地点数  1/10濃度検出地点数(率)   超過地点数(率)
   (1)河川     3,663     2,391(65.3 %)     34( 0.9 %)
   (2)湖沼      143       64(44.8 %)     0( 0  %)
   (3)海域      663      653(98.5 %)    458(69.1 %)
   (4)地下水    1,750      549(31.4 %)     16( 0.9 %)
3.ほう素

  [用途]
   ・ガラス、陶磁器、ほうろう、メッキ工業など

  [健康影響]
   ・食欲不振、悪心、嘔吐など。

  [検出状況(平成6〜8年度)] 指針値:1.0 mg/lに対して
         調査地点数  1/10濃度検出地点数(率)   超過地点数(率)
   (1)河川     1,089      279(25.6 %)     81( 7.4 %)
   (2)湖沼       48       3( 6.3 %)     1( 2.1 %)
   (3)海域      208      207(99.5 %)    207(99.5 %)
   (4)地下水     503       58(11.5 %)     2( 0.4 %)