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GPAに関する経緯
 
 
1992年に合意されたアジェンダ21第17章において、海洋の汚染源の7割を占める陸上活動からの汚染負荷に対する国際的取組のため、政府間会合の招聘を要請。
 
これを受け、3回の準備会合を経て、1995年、ワシントンで政府間会合が開催され、「陸上活動からの海洋環境の保護に関する世界行動計画(GPA)」及びワシントン宣言を採択。
 同宣言では、国別行動計画の策定、POPs規制のための法的拘束力のある手段の確立等が盛り込まれた。
 
GPAでは、定期的に政府間レビューを行っていくこととされており、今回、その第1回会合がモントリオールにおいて開催された。
 
 
GPAの概要
[1] 目的
 陸上活動からの海洋環境汚染の防止により、海洋の保全、持続可能な海洋利用の促進等を図る。
[2] 主な活動内容
ア. 汚染源別対策の進め方
下水、POPs、栄養塩類、重金属等9種類の発生源別に、対策の進め方を記述。
イ. 国レベルの行動のあり方
各国における汚染問題の同定
施策の優先順位の設定
国内行動計画の策定
ウ. 地域的及び国際的な協力のあり方
途上国の対応能力の強化のための資金、組織
  POPs対策に係る国際協力