(参考)
1 検討委員名簿
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◎座長
2 検討の経過
回 | 開催日 | 主な検討事項 |
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1 | 平成12年2月23日 | 本検討会設置の目的、今後の進め方について |
2 | 平成12年4月14日 | 欧州における水生生物保全に係る水質目標の設定状況 検討対象物質の考え方について 検討対象とする生物種の範囲について |
3 | 平成12年6月1日 | 検討対象物質のスクリーニングについて 検討対象とする生物種の範囲について |
4 | 平成12年7月28日 | 検討対象物質のスクリーニングについて 水生生物保全に係る水質目標値設定の考え方等について |
5 | 平成12年9月8日 | 水生生物保全の観点からの目標値策定のための検討事項の整理 水域類型に係る利用目的について |
6 | 平成12年10月17日 | 水域類型に係る利用目的について 水生生物の保全に係る水質目標策定手順について 水質目標検討の試行例について |
7 | 平成12年11月30日 | 「水生生物保全に係る水質目標について」中間報告(素案)について |
8 | 平成12年12月21日 | 「水生生物保全に係る水質目標について」中間報告(案) |
3 各国の水生生物環境基準等の設定状況
国 | 米国 | 英国 | ドイツ | フランス | カナダ | ||||
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水質目標 | Aquatic Life Criteria | Environmental quality standard(EQS) | Quality target (Zielvorgabe) | Water
SEQ (SEQ:Quality Evaluation System) | Water quality
guideline (Aquaticlife) | ||||
対象水域 | 淡水と海水 | 内陸水、海水 | 内陸水 | 内陸域 | 淡水と海水 | ||||
基準の種類 | CMC:短期的な影響に対して守るべき基準 CCC:長期的な影響に対して守るべき基準 | AA:年間平均濃度 MAC:最大許容濃度 | - | High(A)、Good(B)、Fair(C)、Poor(D)、VeryPoor(E)の5ランクで水質を評価 | - | ||||
保護の対象 | 全ての種類の95% | 全ての種類の保全 | 全ての種類の保全 | 全ての種類の保全 | 全ての種類の保全 | ||||
最小データセット | 8種(魚類、甲殻類、昆虫類、その他)についての急性・慢性毒性値 | 毒性試験データのある範囲内で検討 | 4NOEC値(パクテリア、藻類、甲殻類、魚類の長期試験値) 基本的には毒性試験データのある範囲内で検討 | 最低限の毒性データとして3つの栄養段階(藻類/植物、無脊椎動物、魚類)のうち、少なくとも2つの栄養段階の高感受性生物を利用。 | 6種(魚類、無脊椎動物、植物)についての急性・慢性毒性値 | ||||
水質目標値の算定方法 | CMC:急性毒性値の1/2 CCC:慢性毒性値、植物毒性値、残留値のうち最も低い値 | MAC:急性毒性データの最小値に安全係数を踏まえて設定 AA:慢性毒性データの最小値に安全係数を踏まえて設定 | 各生物群のNOECに安全係数を用いて数値を算定し、最も低い値を丸めて基準値を設定。 | 1段階:NOEC/10または、LC50/1000の最小値 2段階:NOECまたは、LC50/100の最小値 3段階:EC/LC50の最小値 4段階:3つのEC/LC50の最小値の幾何平均値 | LOECx0.1あるいは、 LC/EC50xAF AF=ACRor0.05or0.01 | ||||
安全係数の考え方 | CMC:LC50をLC1に換算した値として1/2 | 基本的には、毒性試験データをみながら個々に検討 | NOEC/LOEC:0.1 LC/EC50:0.01 |
| LOEC:0.1 LC/EC50:0.05(分解性物質) LC/EC50:0.01(分解性物質) | ||||
対象物質 | 優先物質(126物質) | EU指令(76/464/EEC)ならびにレッドリスト記載物質 | 各州の環境検出物質の中から毒性を考慮して選定。 | 15区分された化学物質等がパラメーターとして利用されており、このうち「Micro-pollutants」として92物質について生物影響によるランク付けがなされている。 | 優先物質リスト(69物質)。ただ、優先物質リスト該当物質以外のものにも設定されている。 |