報道発表資料

平成20年5月13日
自然環境
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野生順化訓練中のトキのヒナのふ化について(お知らせ)

今年秋に予定しているトキの試験放鳥に向け、野生復帰ステーション順化ケージで訓練を行っているトキのうち、順化ケージ内の樹木に自ら営巣、産卵していたトキのペアから、初めて、ヒナがふ化(自然ふ化)しましたので、お知らせします。
1.
佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージでは、昨年7月から5羽のトキの野生復帰訓練を開始し、今年2月には10羽のトキを追加して、現在、計15羽で野生順化訓練を進めています。
2.
このうち、今年3月下旬よりペアを形成した1組のトキについては、4月上旬から順化ケージ内の樹木に自ら巣を作り、4月10日より産卵をはじめ、これまで4個が産卵されていたところ、5月13日4時30分頃、同ペアの巣内で1羽のヒナがふ化していることが確認されました。
3.
今後、野生復帰ステーションでは、野生順化訓練を進めながら、このペアおよびヒナの行動を見守っていく予定です。
4.取材等
野生復帰ステーションの順化ケージは非公開ですが、野生復帰ステーション内の観察棟に設置されたモニターで観察することが可能です。
なお、野生復帰ステーション(TEL0259-24-6151)より、当該ペアとふ化後のヒナの状況についてモニター映像を提供する予定です。

参考1:ヒナをふ化させたペア

個体番号(年齢) 備考
オス
メス
121/I/06(2才)
112/D/06(2才)
平成19年7月訓練開始
平成20年2月訓練開始

参考2:我が国のトキの平成20年繁殖状況(5月13日現在)

繁殖ペア数:
20ペア(野生復帰ステーション順化ケージ内の4ペア含む)
産卵数:
107個、ふ化数:21羽(うち死亡1羽)、親鳥が抱卵中:32個、
ふ卵器で保温中:
2個、無精卵・破卵等:52個

参考3:我が国のトキの個体数(5月13日現在)

佐渡トキ保護センター:
106羽(成鳥90羽、ヒナ16羽)
多摩動物公園:
8羽(成鳥 4羽、ヒナ 4羽)

参考4:トキの繁殖期

トキは一般的に、1月中旬頃より頭部から背にかけて羽が灰黒色に着色(生殖羽)し始め、3月上〜中旬から交尾を行い、3月下旬から4月中旬にかけて産卵します。
産卵後28日ほどでふ化し、6月中には巣立ちます。

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
直通:03−5521−8283
代表:03−3581−3351
課長:星野 一昭(6460)
補佐:西山 理行(6475)
専門官:中村 昌孝(6469)

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