報道発表資料

平成19年9月28日
自然環境
この記事を印刷

中国へ返還する13羽のトキの隔離検疫の開始について

 環境省では、平成19年4月の日中首脳会談で中国から提供されるとされた2羽のトキの日本への移送と日本で産まれた13羽のトキの中国への移送を、本年10月後半にも相互に実施することで中国当局と調整を進めています。
 このため、本年4月に当時の若林環境大臣と李長江中国国家質量監督検験検疫総局長の間で署名が行われた「日本と中国が相互に輸出するトキの検疫及び衛生条件に関する覚書」に基づいて、本日28日(金)より佐渡トキ保護センターにおいて、中国に返還予定の13羽のトキの隔離検疫を開始し、トキの移送に備えることとしました。
 なお、トキの具体的な移送日程については確定し次第、お知らせする予定です。

1.経緯

(1)

本年4月、温家宝総理が訪日した際、日中首脳会談の場で2羽のトキの供与が表明されたのを受け、当時の若林環境大臣は李長江中国国家質量監督検験検疫総局長及び王毅駐日中国大使と、それぞれ「トキの検疫及び衛生条件に関する覚書」、「2羽のトキの繁殖協力及び研究に関する覚書」に署名を行っており、環境省ではこれらの覚書に沿い、2羽のトキの移送日程等について中国当局と調整を進めています。

(2)

この移送日程等に関し、現在、本年10月後半にも実施することで中国当局と調整を図っていますが、この時期のトキの円滑な移送に備え、「トキの検疫及び衛生条件に関する覚書」に基づいて、佐渡トキ保護センターで飼育している中国返還予定の13羽のトキの隔離検疫を開始することとしたものです。

2.隔離検疫を開始するトキについて

 2003年以降に生まれた、美美(メイメイ)の子で、鳥インフルエンザの発生により、中国への返還が中断していた13羽の個体。

3.本年4月に署名が行われた輸出するトキの検疫及び衛生条件の概要

(1)
隔離検疫施設にて21日間以上隔離する。
(2)
輸出前21日から14日までの間、以下の伝染性疾病の検査を実施。結果が陰性である。
(ア)
ニューカッスル病
(イ)
鳥インフルエンザ
(3)
船積み前24時間以内に臨床検査において疾病のいかなる徴候も認められない。
(4)
国内輸送及び輸出に当たって鳥類を含む他の動物との接触及び混載を避ける。
(5)
輸送に使用される運送箱、車両、航空機等の積載場所は有効な薬剤を用いて消毒。
(6)
鳥インフルエンザのワクチンを接種されていない。
(7)
衛生証明書への必要事項の記載と発行。
(8)
隔離検疫施設の事前訪問調査の実施。
連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長:星野 一昭(6460)
 課長補佐:西山 理行(6475)
 専門官:中村 昌孝(6469)
 直通:03−5521−8283

ページ先頭へ