報道発表資料

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2007年07月09日
  • 自然環境

平成19年のトキの繁殖結果等について

 平成19年のトキの繁殖期における最後のヒナが6月28日に巣立ちましたので、本年の繁殖結果等についてお知らせ致します。
 平成19年は11組のペアで繁殖に取り組み、計54個の卵が生まれ、このうち14羽のトキが順調に発育しています。現時点のトキの総個体数は107羽となっています。
 また、トキの野生順化訓練の開始に先立ち7月10日(火)に行われる野生復帰ステーション・トキ放鳥式に田村事務次官が出席します。

 平成19年は、昨年の9組のペアのうち1組のペアを解消、新たに3組のペアを形成し合計11組のペアで、昨年同様、全てのペアについて飼育下での自然繁殖に取り組みました。
 11組のペアより54個の卵が産卵、うち30個が有精卵と確認され、これらより合計18羽のヒナがふ化(自然ふ化:15羽、人工ふ化:3羽)しました。
 ふ化したヒナのうち2羽は育すう中に親により圧死し、16羽が巣立ちを終えましたが、巣立ち後2羽が死亡しました。その結果、平成19年生まれのトキは14羽(自然ふ化:11羽、人工ふ化3羽)となり、順調に発育しています。
 なお、11組のペアのうち5組のペアが飼育下での自然繁殖に成功しました。
 (詳細は別添資料)

【参考】野生復帰ステーション・トキ放鳥式への出席について
(1)日時
平成19年7月10日(火)10:00~
(2)場所
佐渡トキ保護センター 野生復帰ステーション(新潟県佐渡市)
(3)概要
挨拶(環境省 田村事務次官、新潟県 泉田知事、佐渡市 ?野市長)
トキの学習成果発表(佐渡市行谷小学校)
順化ケージへのトキ放鳥 ほか

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
直通:03-5521-8283
 課長:星野 一昭(6460)
 課長補佐:西山 理行(6475)
 専門官:中村 昌孝(6469)

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