報道発表資料
本年1月の高病原性鳥インフルエンザの発生を受けて、近畿地方以西の22府県において渡り鳥等の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査を実施していますが、この度4月に採取した検体の検査結果が判明し、すべての検体から高病原性鳥インフルエンザウイルスは確認されませんでしたのでお知らせします。
- 近畿地方以西の20府県合計20市町で採取した以下のカモ類等の野鳥の糞便58 3個分について、鳥取大学農学部付属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センター及び大阪 府立大学大学院生命環境科学研究科感染症制御学講座において検査した結果、高病原性 鳥インフルエンザウイルス(強毒タイプ)は確認されませんでした。
また、カラス類、カモ類等の野鳥が多く集まっているねぐら等の場所で現在まで野鳥 の大量死等の異常も確認されていません。
県名 市町村名 採取数 滋賀県 長浜市 30 京都府 亀岡市 30 大阪府 岸和田市 29 兵庫県 加古川市 30 和歌山県 那智勝浦町 30 鳥取県 米子市 30 島根県 松江市 30 岡山県 岡山市 30 広島県 広島市 31 徳島県 阿南市 30 香川県 丸亀市 20 愛媛県 松山市 30 高知県 須崎市 23 福岡県 北九州市 30 佐賀県 伊万里市 30 長崎県 佐世保市 30 熊本県 熊本市 30 大分県 杵築市 30 宮崎県 宮崎市 30 鹿児島県 肝付町 30 合計 583
(すべて陰性)- (参考)
- 4月は、カモ類が繁殖地へ移動する時期のため、奈良県と山口県においては、糞便(検体)の採取はできませんでした。
- また、4月末日までの期間、同様に近畿地方以西の22府県を対象として実施した傷 病猛禽類のウイルス保有状況調査に関しては、各府県に傷病として持ち込まれた個体(検 査対象とする猛禽類)はありませんでした。
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長 星野 一昭(内線6460)
鳥獣保護業務室
室長 猪島 康浩(内線6470)
補佐 中澤 圭一(内線6471)
専門官 徳田 裕之(内線6473)
直通 03-5521-8285