平成19年4月12日
保健対策

「TCPA由来その他顔料及びフタロシアニン系顔料中の副生HCBに係るBATレベルに関する報告書(案)」に対する意見募集の結果について

副生する特定化学物質のBAT削減レベルに関する評価委員会による「TCPA由来その他顔料及びフタロシアニン系顔料中の副生HCBに係るBATレベルに関する報告書」が、パブリックコメントで寄せられた御意見も勘案の上、取りまとめられましたので公表します。
 報告書は、ソルベントレッド135以外のTCPAを原料とする顔料(TCPA由来その他顔料)及びピグメントブルー15を塩素化して得られる顔料(フタロシアニン系顔料)に含有される副生ヘキサクロロベンゼン(HCB)について、利用可能な最良の技術(BAT:Best Available Technology/Techniques)を評価し、工業技術的・経済的に可能なHCBの削減レベル(BATレベル)を提案しています。
 なお、同委員会は昨年11月に「TCPA及びソルベントレッド135中の副生HCBに係るBATレベルに関する報告書」を取りまとめており、今回の報告書は、それ以降の検討成果を取りまとめた第2次報告に相当します。

 副生する特定化学物質に関するBAT削減レベルに関する評価委員会(以下単に「委員会」という。)が取りまとめた標記報告書案について意見募集を行ったところ、7の個人・団体・企業の方々から計24件の御意見を頂きました。提出された御意見の内容及びそれを踏まえた対応等は以下のとおりです。
 貴重な御意見をお寄せいただきありがとうございました。

1.意見募集期間

平成19年2月8日(木)〜平成19年3月9日(金)[30日間]

2.御意見の件数及び内容

24件(意見提出者 個人1、団体3、企業3 計7)

3.御意見に対する対応

 頂いた御意見及びそれに対する厚生労働省、経済産業省及び環境省としての考え方は別添1のとおりです。
 また、頂いた御意見も勘案の上、委員会において、「TCPA由来その他顔料及びフタロシアニン系顔料中の副生HCBに係るBATレベルに関する報告書」が別添2のとおり取りまとめられました。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課化学物質審査室
代表:03−3581−3351
室長 森下 哲(内線6309)
補佐 大井通博(内線6324)
担当 平塚二朗(内線6329)