報道発表資料

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2007年04月06日
  • 自然環境

熊本県相良村周辺における野鳥のウイルス保有状況調査の検査結果について

熊本県相良村で保護収容されたクマタカから、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、発生地周辺で捕獲・採取した野生鳥類の検体について、鳥取大学で検査を実施していたところ、全ての検体で高病原性鳥インフルエンザウイルスは陰性との結果が判明しましたのでお知らせします。

熊本県相良村で実施した野鳥のウイルス保有状況調査結果について

 環境省と熊本県が鳥取大学の協力を得て、平成19年3月22日(木)~24日(土)にかけて、熊本県相良村でクマタカを保護収容した地点から概ね半径10kmの範囲で、カモ類等の水鳥のフンを120個採取するとともに、小型陸鳥を100羽を捕獲し、気管等の粘膜及び血液を検体として採取しました。
 採取した検体を、鳥取大学農学部付属鳥由来人獣共通感染症疫学研究センターにおいて検査したところ、全ての検体から高病原性鳥インフルエンザウイルスは検出されませんでした。
 なお、採取及び捕獲の状況は以下のとおりです。

検体の種類、野鳥名検査結果



渡り鳥ジョウビタキ 1羽 陰性
シロハラ 5羽 陰性
アオジ 19羽 陰性
カシラダカ 1羽陰性
留鳥ヒヨドリ 5羽 陰性
ウグイス 5羽 陰性
シジュウカラ 1羽陰性
ホオジロ 1羽 陰性
カワラヒワ 1羽 陰性
スズメ 61羽 陰性
合計 100羽
カモ類の糞 120 陰性
連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長 星野 一昭(内線6460)
鳥獣保護業務室
 室長 猪島 康浩(内線6470)
 補佐 中澤 圭一(内線6471)
 専門官 徳田 裕之(内線6473)
 直通 03-5521-8285