平成19年3月2日
自然環境
宮崎県新富町の高病原性鳥インフルエンザ発生地周辺での野鳥のウイルス検査結果について
宮崎県新富町の高病原性鳥インフルエンザ発生地周辺で捕獲・採取した野生鳥類の検体について、農林水産省動物検疫所、国立感染症研究所及び大阪府立大学で検査を実施していたところ、全ての検体で高病原性鳥インフルエンザウイルスは陰性との結果が判明しましたのでお知らせします。
環境省と宮崎県が、平成19年2月6日(火)〜8日(木)にかけて、宮崎県新富町の高病原性鳥インフルエンザ発生地を中心に概ね半径10kmの範囲で、カモ類等の水鳥のフンを109個採取するとともに、小型陸鳥を104羽捕獲し、気管等の粘膜及び血液を検体として採取しました。
採取した検体を、農林水産省動物検疫所精密検査部、国立感染症研究所獣医科学部及び大阪府立大学大学院生命環境科学研究科において検査したところ、全ての検体から高病原性鳥インフルエンザウイルスは検出されませんでした。
なお、採取及び捕獲の状況は以下のとおりです。
検体の種類、野鳥名 | 数 | 検査結果 | ||
---|---|---|---|---|
捕 獲 し た 陸 鳥 | 渡り鳥 | ルリビタキ | 1羽 | 陰性 |
ジョウビタキ | 3羽 | 陰性 | ||
シロハラ | 15羽 | 陰性 | ||
アオジ | 45羽 | 陰性 | ||
ミヤマホオジロ | 5羽 | 陰性 | ||
アトリ | 2羽 | 陰性 | ||
ノゴマ | 1羽 | 陰性 | ||
留鳥 | ウグイス | 8羽 | 陰性 | |
メジロ | 15羽 | 陰性 | ||
ヤマガラ | 1羽 | 陰性 | ||
モズ | 1羽 | 陰性 | ||
ホオジロ | 3羽 | 陰性 | ||
ヒヨドリ | 2羽 | 陰性 | ||
シジュウカラ | 2羽 | 陰性 | ||
合計 | 104羽 | |||
カモ類の糞 | 109 | 陰性 |
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長 星野 一昭(内線6460)
鳥獣保護業務室
室長 猪島 康浩(内線6470)
補佐 中澤 圭一(内線6471)
専門官 徳田 裕之(内線6473)
直通 03−5521−8285
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成19年2月23日
- 岡山県高梁市の高病原性鳥インフルエンザ発生地周辺での野鳥のウイルス検査結果について
- 平成19年2月16日
- 宮崎県日向市の高病原性鳥インフルエンザ発生地周辺での野鳥のウイルス検査結果並びに国内での野鳥のウイルス保有状況調査(千葉県及び山口県)の結果について
- 平成19年2月8日
- 宮崎県清武町の高病原性鳥インフルエンザ発生地周辺での野鳥のウイルス検査結果並びに国内での野鳥のウイルス保有状況調査の結果及び調査期間の延長について
- 平成19年2月1日
- 宮崎県新富町における高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例への対応について
- 平成19年1月12日
- 韓国における高病原性鳥インフルエンザの発生に伴う高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査の結果及び国内における高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例の発生への対応について