報道発表資料

この記事を印刷
2006年10月03日
  • 大気環境

「第1回東アジア地域の非意図的生成POPs削減に関するワークショップ」の結果について

平成18年9月25日(月)~9月26日(火)に、京都において開催された「第1回東アジア地域の非意図的生成POPs削減に関するワークショップ」の結果概要についてお知らせします。

1. 開催日時、場所

平成18年9月25日(月)~26日(火)
 京都大学百周年時計台記念館(京都府京都市)

2. 議題

  • 東アジア地域における非意図的生成POPsのインベントリー作成及びデータシェアリングについて
  • 非意図的生成POPsの戦略的な削減のためのBAT/BEPの活用について
  • 東アジア地域における非意図的生成POPsの削減戦略の実施とモニタリングについて  等

3. 参加者

 東アジア地域11カ国(カンボジア、インドネシア、日本、韓国、ラオス、マレ ーシア、モンゴル、フィリピン、シンガポール、タイ)及び国連環境計画、米国、カナダの行政官または専門家等

4. 結果

 2日間行われたワークショップの最後に、議長により総括がとりまとめられた。

1)
参加者はこのワークショップを通じ、東アジア地域における非意図的生成POPsに関する現状、課題、対策についての情報を共有した。
2)
このようなワークショップで行われた情報交換や議論は、今後、東アジア地域の各国が非意図的生成POPsを削減するにあたって有益なものとされた。
3)
東アジア地域における情報、経験を2006年12月に北京で開催されるBAT/BEP専門家会合や2007年4月にダカールで開催されるCOP3(POPs条約第3回締約国会議)、あるいは2007年9月に開催されるダイオキシン2007(ダイオキシン国際学会)のような学会といった国際会議に発信することにより、世界規模での非意図的生成POPsの削減に貢献することが指摘された。
4)
世界中の次世代の人々と野生生物の健康、そして世界規模での対策を考慮すると、東アジア地域の各国が非意図的生成POPsの対策を更に進めていくべきであるとされた。
5)
議長は、POPsの効果的な抑制を進めていくため、このワークショップのような東アジア地域における議論を継続的に展開していくことを勧告した。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局総務課ダイオキシン対策室
直通:03-5521-8291
 室長:田代 康彦(内6532)
 室長補佐:福田 宏之(内6580)
 担当:酒井 億 (内6571)
    :若狭 裕治(内6579)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。