京都メカニズム - JAPAN Carbon Investors Forum -の開催について

１．背景

　京都議定書においては、削減約束の達成とともに地球規模での温暖化防止と途上国の持続可能な開発の支援のため、国別の約束達成に係る柔軟措置として他国における温室効果ガスの排出削減量及び吸収量並びに他国の割当量の一部を利用できるCDM/JIを含む京都メカニズムの活用が認められております。わが国はCDM/JIの国際的ルールの整備等に取り組み、民間事業者のプロジェクト実施を通じたクレジット供給量の拡大を促すとともに、費用効果的な京都議定書の目標達成と、途上国の持続可能な開発への寄与、及び地球規模での温暖化防止に資することから、京都メカニズムの活用を進めていくこととしております。
　こうした観点から、我が国としては、民間事業者が自主的かつ積極的に京都メカニズムに参加できるよう、これまでプロジェクトへの財政支援、CDM/JI研修の開催、教材開発等の支援を実施してきており、現在までに計41件のプロジェクトについて日本政府承認を行っているところです。
　また、2005年4月に閣議決定された京都議定書目標達成計画に基づき2006年度から、日本政府による京都メカニズムを活用した新たなクレジット取得制度の開始を目指し予算の確保や法律の整備等をすすめております。
　京都メカニズムの本格的な活用のためには、我が国関係者によるCDM/JIホスト国政府の京都メカニズムへの取組に関する理解の更なる促進と、投資家としての我が国民間事業者業の関心をホスト国政府関係者等に周知することが必要となってきています。

２．目的

　このような背景を踏まえ、本フォーラムでは、今後CDM/JIプロジェクトの有力なホスト国となり得る途上国及び市場経済移行国の京都メカニズム担当政府関係者及び産業界の代表者等を我が国に招聘し、各国の京都メカニズム関連政策、重点プロジェクト分野、有望プロジェクト等について紹介、質疑応答を行い、我が国とCDM/JIホスト国との間の相互理解を深めます。また、日本政府による京都メカニズムへの取組について紹介いたします。

３．概要

４.招聘対象国及び招待者

　以下17ヶ国の政府関係者及び各国産業界等から1名ずつ（計34名）を招聘致します（予定）。

　ブラジル、ブルガリア、チリ、中国、チェコ共和国、インド、インドネシア、マレーシア、メキシコ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、南アフリカ、タイ、フィリピン、ウクライナ、ベトナム

５．参加登録及び費用

　出席を希望される方は、以下のURLからご登録願います。お申し込み多数の場合は、抽選となります。また、参加費用は無料です。

https://www3.convention.co.jp/jcif/jcif.html

６．お問い合わせ先

日本カーボンインベスターズフォーラム事務局
(日本コンベンションサービス株式会社内)
〒100-0013　東京都千代田区霞が関1-4−2 大同生命霞ヶ関ビル8F
Tel:　03-3508-1213　Fax:　03-3508-0820
E-mail: regdesk@convention.co.jp

※　このお知らせは、外務省、経済産業省においても同時発表しております。

添付資料

• Japan Carbon Investors’ Forum 2006　議事次第案 [PDF 45 KB]