報道発表資料

平成18年2月9日
総合政策
この記事を印刷

「インターリンケージ・プロジェクト」(途上国における国際環境条約の実施に関する環境省・国連大学共同研究プロジェクト)国際公開フォーラム開催について

環境省と国連大学は、2月20日(月)に国際公開フォーラム「インターリンケージと能力形成:環境問題へのアジア・太平洋地域における取り組み」を国連大学において開催します。
 環境省と国連大学は、1999年から共同で「インターリンケージ」プロジェクトとして、数多く存在する国際環境条約の途上国での実施に関し、人材、実施体制などの課題を明らかにし、課題解決のための対応策を提示する研究プロジェクトを実施しています。
 このフォーラムは、南太平洋地域、東南アジア地域、南アジア地域で展開してきたプロジェクト活動が節目を迎えることをとらえ開催するもので、各地域団体の代表や、これまで事業に携わってきた関係者を招き、各地域における取り組みの成果を発表すると共に、今後更なる環境条約実施に関する能力形成へ向けた議論を行います。

1. インターリンケージ・プロジェクトについて

ア 事業の概要

 環境省と国連大学は、1996年から共同事業として「地球環境パートナーシッププラザ」を運営してきていますが、そのグローバルプロジェクトとして、インターリンケージ・プロジェクトを実施しています。
 このプロジェクトは、気候変動枠組条約、生物多様性条約、バーゼル条約、ワシントン条約といった国際環境条約の実施についての発展途上国の取組に焦点をあてた研究プロジェクトです。発展途上国では、増加する国際環境条約を実施する上で、人材不足、実施体制の未整備、地域社会との連携などの課題を抱えています。このプロジェクトでは、環境問題やその取組は相互連携(インターリンケージ)しているとの観点から、共通的な課題を特定し、各課題・条約の間で連携するとのアプローチから、解決方策を提示していこうとするものです。

イ これまでの活動

 これまで、南太平洋地域、東南アジア地域、南アジア地域を調査地域に選び、各地域数カ国において、ヒアリングなどの国ごとの事例研究を実施してきました。また関係者の参加の下、問題の特定と解決策の方法を議論するワークショップを重ねてきています。
 また、課題の解決にあたって国際機関の協力も不可欠であることから、国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)、南太平洋環境計画(SPREP)、南アジア環境協力プログラム(SACEP)、東南アジア諸国連合(ASEAN)などと連携し、これら機関が参加した開かれた形でプロジェクトを実施しています。

これらプロジェクトの成果は逐次レポートにまとめられています。詳細はこちらをご覧ください。
http://www.geic.or.jp/geic/unu/interlinkage/index.html

2. 国際公開フォーラム 「インターリンケージと能力育成:環境問題へのアジア・太平洋地域における取り組み」の開催

 今年度、南太平洋地域、東南アジア地域、南アジア地域で展開してきたインターリンケージ・プロジェクトが節目を迎えることをとらえ、下記のとおり国際公開フォーラムを2月20日(月)、国連大学において開催します。
 国際的な研究者による基調講演等を行うとともに、各地域団体の代表や、これまで事業に携わってきた関係者を招き、各地域における取り組みの成果を発表し、今後更なる環境条約実施に関する能力形成へ向けた議論を行います。

○国際公開フォーラム開催要領
日時:

平成18年2月20日(月) 9:30〜12:45

場所:

UNハウス 5階 エリザベス・ローズ会議場
東京都渋谷区神宮前5-53-70

対象:

フォーラムのテーマに関心のある方(定員100名)

プログラム:
9:30-9:45

開会挨拶
国連大学高等研究所  所長 A.H.・ザクリ
環境省代表

9:45-11:00

地域レベルにおけるガバナンスへの機会
・「インターリンケージとガバナンス」 国連大学高等研究所  W.ブラドニー・チェインバース

基調講演
・世界資源研究所  ハビバ・ジテイ博士
・ヨーロッパ研究所  セバスチャン・オーバトゥレ博士

11:00-11:15

休憩

11:15-12:30

インターリンケージと能力形成:東南アジア、南アジア、太平洋地域における環境問題

進行
国連環境計画 ジェリー・ベラスケス

パネリスト
・東南アジア諸国連合(ASEAN)事務局 ラマン・レチュマナン
・南アジア共同環境計画(SACEP) A.A.ボアズ
・南太平洋地域環境計画(SPREP) フランク・ウィッカム
・国連開発計画地球環境ファシリティー(UNDP-GEF) 安田由美子

使用言語:

英語及び日本語(同時通訳)

○内容紹介

【基調講演】
 政策と研究の交差する分野で第一人者として国際的に活躍するハビバ・ジテイ博士とセバスチャン・オーバトゥレ博士に講演をいただきます(略歴は参考資料参照)。講演テーマは、「持続可能な開発、及び次世代のための地球上の自然資源保護という目標達成に向けた「インターリンケージ」の概念やその応用について」です。

【パネルディスカッション】
 ASEAN事務局、SACEP、SPREPといった地域協力組織の代表と国連環境計画(UNEP)、地球環境ファシリティー(GEF)の担当官によるパネルディスカッションを行います。各国関係者や地域協力組織、国際的協力機関(国連大学、国連環境計画(UNEP)、国連開発計画(UNDP)、地球環境ファシリティー(GEF)など)が協力して実施している統合的な能力育成についての取組みの紹介、今後環境条約実施に関する更なる能力形成についての議論を行います。

○参加:
 フォーラムには、このテーマに関心のある方は参加できます(定員100名)。
  参加には事前申し込みが必要です。参加を希望される方、ご関心のある方は、下記担当までご連絡ください。定員になり次第、締め切らせていただきます。
 なお、会場の都合や会議の趣旨から、参加希望に添えないこともありますので、あらかじめ御了承ください。
 フォーラムへの参加が適わない場合は、http://c3.unu.edu/videoportal/ にて生放送でご覧いただくこともできます。(後日参照も可)
担当:

地球環境パートナーシッププラザ
   池田直子 03-3407-8107 il2005@geic.or.jp

環境省民間活動支援室
  滝口直樹 03-3406-5180 epo@env.go.jp

【参考】
講演者略歴:

 ハビバ・ジテイ博士- 現在、世界資源研究所(World Resources Institute)にて現在上級職員、また地球環境ファシリティーの科学・技術諮問パネルの副議長、又UNEPによる「地球環境の展望(GEO)」の統括執筆責任者を務める。1995年より「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の数々の報告書においても統括執筆責任者として活躍するほか、「ミレニアム・エコシステム・アセスメント(MA)の運営委員会委員を務める。

 セバスチャン・オーバトゥレ博士- ヨーロッパ研究所(Institute of European Studies)学事部長。国連気候変動枠組み条約への京都議定書コンプライアンス委員会のメンバーを務める他、ドイツ連邦環境原子炉安全省の特別顧問、環境法国際協議会(International Council of Environmental Law)の選任メンバーであり代表である。又、地球環境変化の人間社会側面に関する国際研究計画(IHDP)の地球環境変動の制度的側面(IDGEC)プロジェクトにおける科学運営委員会のメンバーを兼任する。最新の著書に(トーマス・ゲリングとの共著)「Institutional Interaction in Global Environmental Governance: Synergy and Conflict among International and EU Policies 」MIT Press 2006年発行、がある。

連絡先
環境省総合環境政策局環境経済課民間活動支援室
室長:瀧口 直樹(6267)
         (03-3406-5180)
地球環境パートナーシッププラザ
 担当:池田 直子(03-3407-8107)

ページ先頭へ