報道発表資料

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2005年12月22日
  • 再生循環

非飛散性アスベスト廃棄物等の無害化処理実証試験の実施について

環境省は、北九州市及び新日本製鐵株式会社の協力を得て、次のとおり非飛散性アスベスト廃棄物等の無害化処理実証試験を実施することといたしましたのでお知らせ致します。

1.趣旨

 産業廃棄物のうち、アスベスト成形板が廃棄物となったもの(以下、「非飛散性アスベスト廃棄物」)につきましては、現状では最終処分場で埋立処分されているところです。産業廃棄物の最終処分場の容量がひっ迫している中、建築物の解体の増加に伴う非飛散性アスベスト廃棄物の排出量の増加が見込まれることから、これらの廃棄物について埋立処分以外の処理方法(高温での溶融処理等)を確保する必要があります。
 そのため、今般、北九州市と新日本製鐵株式会社の協力を得て、溶融処理方法の実証試験を実施することといたしました。

2.実証試験の概要

場所

新日本製鐵株式会社 プラント・環境事業部(北九州市)

日時

平成18年1月9日(月)~1月13日(金)

内容

 実験用施設であるシャフト炉式ガス化溶融炉(処理能力20t/日)にアスベスト成形板及びアスベスト含有家庭用品を投入し、排ガス、集じん灰及び処理後物(溶融スラグ)を分析し、当該溶融方法によりアスベストが無害化されていることを確認する。
 実施にあたっては、専門家(廃棄物処理、分析、健康影響等)の助言を得ることとする。

3.その他

今後、協力が得られる他の施設についても同様の実証試験を実施する予定。

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課課長 関 荘一郎
補佐 葛西 聡(内線 6873)
 補佐 豊住 朝子(内線 6876)

環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課
補佐 高橋 一彰(内線 6857)