報道発表資料

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2005年12月20日
  • 大気環境

大気汚染防止法の施行状況(平成16年度実績)の概要について

 環境省では、大気汚染防止法(以下「法」という。)の施行状況等を把握するために、平成16年度の法の施行状況を調査しました。このたびその調査結果の概要がまとまりましたのでお知らせします。

1.調査目的

 平成16年度における、ばい煙発生施設の届出状況、一般粉じん発生施設の届出状況、特定粉じん発生施設の届出状況、特定粉じん排出等作業実施状況及び規制事務実施状況を把握することにより法の施行状況を把握し、大気汚染防止行政の基礎資料を得ることを目的とする。

2.調査対象

 法に規定されているばい煙発生施設、一般粉じん発生施設、特定粉じん発生施設及び特定粉じん等排出作業

3.調査内容等

 平成16年度において都道府県及び法の政令で定める市(以下「自治体」という。)に対し、事業者より提出された届出の件数及び自治体が行った規制事務等の状況について整理した。

4.調査結果概要

  • ばい煙発生施設は近年横ばい傾向にあり、平成16年度末現在の届出数は216,954施設であった。そのうち、主なばい煙発生施設は
    [1]ボイラー(141,317施設、65.1%)[2]ディーゼル機関(31,425施設、14.5%)[3]ガスタービン(7,513施設、3.5%)であった。
  • 特定粉じん発生施設数(特定粉じんとは石綿をいう。)は減少傾向にあり、特定粉じん排出等作業(吹付け石綿が一定以上使用されている建築物の解体等の作業。)は、増加傾向にある。
  • 自治体による立入検査及び行政処分は概ね横ばい傾向であり、平成16年度立入検査数は約2万1千件で、改善命令等の行政処分施設数は3件、勧告その他の行政指導施設数は547件であった。

 その他の詳細については「平成17年度大気汚染防止法施行状況調査(結果概要)[PDF 45KB]」を参照下さい。

連絡先
環境省水・大気環境局大気環境課
課長:松井 佳巳 (内6530)
 課長補佐:野沢 倫 (内6533)
 係長:藤井 洋 (内6536)

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