平成17年11月4日
再生循環
一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成15年度実績)について
平成15年度における全国の一般廃棄物(ごみ及びし尿)の排出及び処理状況等に関する状況について調査し、その結果を取りまとめたので公表する。結果の概要は次のとおり。
- ごみの排出・処理状況
(1) ごみ総排出量: ごみ総排出量は横ばい、1人1日当たりのごみ排出量はわずかに減少 ・ ごみ総排出量 5,161 万トン (前年度 5,161 万トン) ・ 1人1日当たりのごみ排出量 1,106 グラム (前年度 1,111 グラム)
(2) ごみ処理の状況: 総資源化量・リサイクル率は着実に増加、最終処分量は前年比6.4%減少 ・ 総資源化量(再生利用量) 916 万トン (前年度 864万トン)[6.0 % 増] ・ 中間処理による減量 3,676 万トン (前年度 3,658 万トン) ・ 最終処分量 845 万トン (前年度 903 万トン)[6.4 %減] ・ 減量処理率 96.4 % (前年度 95.7 %) ・ 直接埋立率 3.6 % (前年度 4.3 %) ・ リサイクル率 16.8 % (前年度 15.9 %)[1ポイント増]
- ごみ焼却施設の状況:
- ごみ焼却施設の集約化により施設数は減少し、1施設当たりの処理能力は増加
- 発電設備を有する施設は全体の19%。うち、発電効率が10%以上のものは50%にとどまる
(平成15年度末現在)
・ 施設数 1,396 施設 (前年度 1,490 施設) ・ 処理能力 193,856 トン/日 (前年度 198,874 トン/日) ・ 1施設当たりの処理能力 139 トン/日 (前年度 133 トン/日) ・ 余熱利用を行う施設数 995 施設 (前年度 1,035 施設) ・ 発電設備を有する施設数 271 施設 (前年度 263 施設)(全体の19%) ・ 総発電能力 1,441 千kW (前年度 1,365 千kW)
- 最終処分場の状況:
- 残余容量は減少し、最終処分場の確保は引き続き厳しい状況にあるが、処分量が減少していることから残余年数はわずかに増加
- 関東ブロック、中部ブロック等では、最終処分場の確保ができず、域外に廃棄物が流出
・ 残余容量 1億3,708 万m3 (前年度1億4,477 万m3) ・ 残余年数 13.2 年 (前年度 13.1 年)
- 廃棄物処理事業経費の状況: ごみ処理事業経費全体は減少。そのうち処理・維持管理費は約80%を占め、増加から横ばい
・ ごみ処理事業経費 19,600 億円 (前年度 23,956億円) ・ うち処理・維持管理費 15,362 億円 (前年度 15,415億円)
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課
課長 粕谷 明博(内線6841)
課長補佐 土井 清禎(内線6852)
担当 柴田 昌亮(内線6858)