報道発表資料
なお、2006年2月、東京において、本プロジェクトの成果、今後の方向性について議論する公開フォーラム、シンポジウムを開催することとしています。今回の説明会はその準備の一環でもあります。
1.インターリンケージ事業について
ア 事業のねらい
環境省と国連大学は、1996年から共同事業として「地球環境パートナーシッププラザ」を運営してきていますが、そのグローバルプロジェクトとして、インターリンケージプロジェクトを実施してきています。
このプロジェクトは、気候変動枠組条約、生物多様性条約、バーゼル条約、ワシントン条約といった国際環境条約の実施についての発展途上国の取組に焦点をあてた研究プロジェクトです。発展途上国では、増加する国際環境条約の実施に、人材不足、実施体制の未整備、地域社会との連携などの課題を抱えています。このプロジェクトでは、環境問題やその取組は相互連携(インターリンケージ)しているとの観点から、共通的な課題を特定し、各課題・条約の間で連携するとのアプローチから、解決方策を提示していこうとするものです。
イ これまでの活動概要
これまで、南太平洋地域、東南アジア地域、南アジア地域を調査地域に選び、各地域数カ国において、ヒアリングなどのフィールド調査を実施しています。また関係者の参加の下問題の特定と解決策の方法を議論するワークショップを重ねてきています。これらの成果は、レポートにまとめられています。
また、課題の解決にあたって国際機関の協力も不可欠であることから、国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)、南太平洋環境計画(SPREP)、南アジア環境協力プログラム(SACEP)、ASEANなどと連携し、これら機関が参加した開かれた形でプロジェクトを実施しています。
これらフィールド調査が一つの節目を迎えることから、2006年2月に東京において、本プロジェクト参加者、関係国際機関を招き、本プロジェクトの成果を共有し、今後の方向性について議論するフォーラム、シンポジウムを開催することとしています。
プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください
⇒http://www.geic.or.jp/geic/unu/interlinkage/index.html
2.国際協力関係機関、研究者向けの説明会の開催について
この2月のフォーラム、シンポジウムでは、本プロジェクトのこれまでの成果をもとに、途上国における国際環境条約の実施に必要な情報・知識の管理や人材育成のあり方と、その支援体制について、関係者が集まって議論することを想定しています。
その準備として、日本国内の国際協力機関の関係者、研究機関、大学の研究者などを対象として、プロジェクトの内容と成果などについて、説明会を下記の通り開催します。
- 日時:
- 平成17年11月22日(火) 10:00~12:30
- 場所:
- 国連大学会議室
東京都渋谷区神宮前5-53-70 - 対象:
- 国際協力に関わる機関の職員
国際協力や途上国の環境問題について研究を行う研究機関、大学の研究者など - 内容:
-
- インターリンケージプロジェクトの概要、これまでの研究結果と今後の取り組み
- 2006年2月に開催予定のシンポジウムについての紹介
- 意見交換
- 使用言語:
- 英語及び日本語
特に、国連大学の担当者からの説明や、意見交換は英語で行います。
通訳は入りません。 - 参加:
- 参加には事前申し込みが必要となります。参加を希望される方、ご関心のある方は、下記担当までご連絡ください。
なお、会場の都合や会議の趣旨から、参加希望に添えないこともありますので、あらかじめ御了承ください。 - 担当:
- 地球環境パートナーシッププラザ
池田直子 03-3407-8107
il2005@geic.or.jp環境省民間活動支援室
滝口直樹 03-3406-5180
epo@env.go.jp
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境経済課民間活動支援室
室長: 瀧口 直樹(6267)
(03-3406-5180)
地球環境パートナーシッププラザ
担当: 池田 直子(03-3407-8107)