報道発表資料

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2005年06月05日
  • 地球環境

第13回アジア太平洋環境会議(エコアジア2005)の結果について

環境省は、平成17年6月4日(土)、5日(日)に岐阜県岐阜市において「第13回アジア太平洋環境会議(エコアジア2005)」を開催しました。我が国から小池環境大臣が議長として、またアジア太平洋地域19カ国の環境大臣等及び国際機関(12機関)の代表等が「COOL BIZ」(クールビズ)の服装で出席しました。
 会議においては、アジア太平洋環境開発フォーラム(APFED)、アジア太平洋環境イノベーションプロジェクト(APEIS)、3Rイニシアティブなどについて活発な議論が行われ、議長サマリーが取りまとめられました。
 また、関連行事として、岐阜県と環境省の主催による「環境国際シンポジウム2005inたじみ」が6月3日(金)に岐阜県多治見市で開催され、地球温暖化防止に向けて市民一人ひとりの行動の重要性が参加者の間で共有されました。
 なお、小池環境大臣は、エコアジアに参加したインドのラジャ環境・森林大臣と、6月6日(月)に東京で気候変動問題などについて意見交換を行う予定です。

1.アジア太平洋環境会議(エコアジア2005)の概要

 (1)日程
平成17年6月4日(土)、5日(日)

 
 (2)場所
長良川国際会議場

 
 (3)出席者

アジア太平洋地域4か国の環境担当大臣を含む各国代表者
(19か国)
国連環境計画(UNEP)等国際機関の代表者(12機関)
主な出席者は別紙1のとおり


 
 (4)主要議題
  • 地域や各国における環境保全への取組み
  • アジア太平洋環境開発フォーラム(APFED)の活動報告と今後の取組み
  • アジア太平洋環境イノベーション戦略プログラム(APEIS) の研究成果の報告と今後の取組み
  • 3Rイニシアティブのフォローアップ
 (5)成果
議論の結果は、別紙2(仮訳)に示す議長サマリーにとりまとめられた。
議長サマリーの主要なポイントは以下のとおり。
  • 2001年のエコアジアで開始され活動を続けてきたAPFEDが取りまとめた報告とその提言が強い支持を受けたこと。
  • APFED提言を実現するために、APFEDの提言に含まれるアクションプラットフォームを実施する必要性が強調されたこと。
  • APFEDの第2フェーズ(APFEDII)が本地域における「ナレッジマネジメント」と「革新の促進」のための中核となることが強く希望されたこと。
  • APEISの研究成果が歓迎され、本地域の研究機関の連携がAPEISにより促進されていること、国際的な諸活動に貢献していることなどが評価されたこと。
  • APEISの第2フェーズを進めることが歓迎されるともに、その成果を活かすため、政策決定者と緊密な連携をとり続けることが強く希望されたこと。
  • 3Rイニシアティブに関する日本の主導的役割が歓迎されるとともに、アジア地域における循環型社会の実現のためのビジョンの発展や能力構築などの日本の提案が支持されたこと。

2.小池環境大臣とインド環境・森林大臣との非公式会談について

 小池環境大臣は、エコアジア2005に参加したインドのラジャ環境森林大臣と、6月6日(月)に東京で非公式会合を行い、気候変動問題などについて意見交換を行う予定です。

 場所: 環境省 大臣室

 日時: 6月6日(月) 午後2時より

※ 会談冒頭は頭撮りが可能です(5分前に集合ください)。

※ 会談終了後30分後をメドに、担当官よりブリーフィングを行う予定です。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局総務課
課長  :盛山 正仁(6710)
 調査官:塚本 瑞天(6720)
 補佐  :大村 卓  (6786)
 担当  :三村 悟  (6725)

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