報道発表資料
先のA・Bトラック地区内の飲用井戸の調査において,B地区の南西端の1井戸からジフェニルアルシン酸が検出されたことから,「茨城県神栖町における地下水汚染範囲のモニタリング及び飲用井戸水の安全確保について」(別紙1)に基づき,10月末に当該井戸の周辺調査を実施した結果,11月16日,下記のとおり新たにA・Bトラック地区外の1井戸から非常に低濃度のジフェニルアルシン酸が検出されたことが判明したので,今後の対応と併せ,お知らせします。
記
- ジフェニルアルシン酸の調査結果等について
(1) 調査対象範囲 B地区南西端のジフェニルアルシン酸が検出された井戸からA・Bトラック地区外の半径200メートル圏内の飲用井戸から約30井戸を抽出し検査(図参照) (2) 調査結果等 ・ 採水日 : 平成16年10月22日及び25日 ・ 採水件数 : 31件 ・ 不検出 : 30件 ・ 検出 : 1件 ※検出値(ヒ素換算値) : 0.0013mg/リットル
(定量下限値は,0.001mg/リットル)
- 今後の対応について
「茨城県神栖町における地下水汚染範囲のモニタリング及び飲用井戸水の安全確保について」(別紙1)等に基づき,以下の対応を講ずる。
(1) 当面の対応 ・ A・Bトラック地区外の半径200メートル圏内のジフェニルアルシン酸未検査の全ての飲用井戸の調査(約30井戸) ・ A・Bトラック地区外の半径200メートル圏内の井戸水の飲用等の自粛指導 ・ 新たにジフェニルアルシン酸が検出された井戸水の利用者に対する健康調査の実施 ・ 仮設給水所の設置
(2) その後の対応 ・ 次回の「国内における毒ガス弾等に関する総合調査検討会」の協議結果を踏まえて対応する。
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課環境リスク評価室
室長 三宅 智 (内線6340)
室長補佐 馬場 康弘(内線6341)
環境専門調査員 高野 岳 (内線6334)
茨城県
TEL 029(301)1111
保健福祉部生活衛生課長 菊池 昂
課長補佐: 藤咲 和弘(内線3428)
〃 保健予防課長 荒木 均
健康危機管理対策室長: 大森 一孝(内線3211)
神栖町生活環境部環境課
TEL 0299(90)1111
課長 大槻 孝雄(内線 140)
地下水汚染対策室長 野口 正信(内線 146)