報道発表資料
環境省では、平成16年4月下旬 ~ 6月上旬にかけて、全国の水浴場を対象として地方公共団体が実施した水質調査の結果を取りまとめた。この結果、
(1)対象となった761ヶ所の水浴場すべてが、水浴場として適当な水質であった。
(2)特に、水浴場として良好な水質である「水質A」以上の水浴場数は、605ヶ所(全体の80%)であった。
(3)なお、721ヶ所の水浴場では、病原性大腸菌O-157の調査を併せて実施したが、すべての水浴場で不検出であった。
【調査の概要】
調査実施団体 | 都道府県及び水質汚濁防止法により公共用水域の水質汚濁状況の常時監視等について権限を委任されている市 | |
調査対象水浴場 | 761水浴場(前年度809水浴場) (昨年の利用者が概ね1万人以上の海水浴場及び5千人以上の湖沼・河川水浴場) |
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調査対象項目 | ふん便性大腸菌群数、油膜の有無、化学的酸素要求量(COD)、透明度 (水素イオン濃度(pH)、病原性大腸菌O-157についても、参考項目として調査) |
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採水年月日 | 平成16年4月下旬~6月上旬 |
【水質調査結果の概要】
- 水浴場水質判定基準(別紙)に照らした水質の区分ごとの水浴場数は表1のとおりであった。
(1)水浴場として良好な水質である「水質AA」及び「水質A」にランクされた水浴場は605ヶ所で全体の80%(前年度677ヶ所、84%)で前年度を下回った。(2)このうち「水質ΑΑ」にランクされた水浴場は356ヶ所で47%(前年度423ヶ所、52%)で前年度を下回った。(3)「水質B」又は「水質C」とみなされる水浴場のうち、何らかの改善対策を要する水浴場はなかった。 - なお、721ヶ所の水浴場では、病原性大腸菌O-157の調査を併せて実施したが、すべての水浴場で不検出であった。
水質の区分 | 平成16年度 | ||
---|---|---|---|
水浴場 | 改善対策を要する 水浴場数 | ||
適 | 水質 AA | 356 (47%) |
──── |
水質 A | 249 (33%) |
──── | |
可 | 水質 B | 153 (20%) |
0 |
水質 C | 3 ( 0%) |
0 | |
不適 | 0 | 0 | |
計 | 761 | 0 |
水質の区分 | 平成15年度 | ||
---|---|---|---|
水浴場数 | 改善対策を要する 水浴場 | ||
適 | 水質 AA | 423 (52%) |
──── |
水質 A | 254 (32%) |
──── | |
可 | 水質 B | 132 (16%) |
0 |
水質 C | 0 ( 0%) |
0 | |
不適 | 0 | 0 | |
計 | 809 | 0 |
添付資料
- (別紙)水浴場水質判定基準[PDFファイル 9KB] [PDF 8 KB]
- (参考資料1)平成16年度主要水浴場水質調査結果の推移[PDFファイル 13KB] [PDF 12 KB]
- (参考資料2)平成16年度水浴場水質調査結果都道府県別集計表[PDFファイル 12KB] [PDF 11 KB]
- (参考資料3)水浴場水質調査結果の推移[PDFファイル 9KB] [PDF 9 KB]
- (参考資料4)極めて水質の良好な水浴場・「不適」ではないが、改善を要する水浴場[PDFファイル 12KB] [PDF 11 KB]
- 連絡先
- 環境省環境管理局水環境部企画課
課長:谷 みどり(6610)
補佐:大森 健司(6615)
担当:増田 貴仁(6624)