報道発表資料

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2004年04月09日
  • 自然環境

京都府等での野生カラスに係る補完調査の結果について

環境省では、京都府等で発生した野生カラスの高病原性鳥インフルエンザ感染問題に関して、関係府県の取組を補完するための調査を実施していたところですが、カラス集団ねぐら調査で特段の異常は認められず、捕獲カラスのウイルス検査でも「全ての検体で陰性」との結果が判明したのでお知らせします。

 環境省では、京都府及び大阪府で発生した野生カラスへの高病原性鳥インフルエンザ感 染問題に関して、関係府県の取組を補完し、地域住民の不安解消に資するため、感染カラスが発見された地域(京都府丹波町の最初の発生地を中心とする概ね30キロメートル圏内の地域)での調査を実施していたところですが、今般、以下のとおり、調査結果が判明しました。

(1) カラス集団ねぐらでの異常有無に関する確認調査
  [1] 調査方法
     3月29~30日に京都府亀岡市等の6カ所の集団ねぐらを踏査し、ねぐら内での死体の有無等を確認。発見した死体は回収してウイルス検査を実施。
  [2] 調査結果
     踏査した集団ねぐら6カ所とも、カラスの大量死などの異常はみられなかった。なお、ねぐら1カ所で2羽のカラスの死体が発見されたが、ウイルス検査の結果、いずれも陰性(インフルエンザウイルス不検出)であった。
(2) 捕獲カラスによるウイルス検査
  [1] 調査方法
     京都府亀岡市、船井郡丹波町、同郡日吉町及び北桑田郡美山町で3月31日までに有害鳥獣捕獲等により捕獲されたカラス14羽について、ウイルス検査を実施。
  [2] 調査結果
     ウイルス検査の結果、対象14羽の全ての検体で陰性(インフルエンザウイルス不検出)であった。
連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長  :名執 芳博(6460)
 課長補佐:鈴木 明 (6465)

鳥獣保護業務室
 室長  :渡辺  聡(6470)
 専門官 :中澤 圭一(6473)