平成15年1月24日
再生循環
産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成12年度実績)について
平成12年度における全国の産業廃棄物の排出及び処理状況等について調査し、その結果を取りまとめたので公表する。なお、結果の概要は次のとおり。
- 産業廃棄物の排出・処理状況(平成12年度実績)
(1) 全国の産業廃棄物の総排出量 ○ 前年度(平成11年度)の総排出量に比べ、約600万t(約1.6%)増加。 ・ 平成12年度総排出量 約4億600万トン(前年度 約4億トン)
(2) 業種別排出量 ○ 前年度と同様、上位6業種で総排出量の約8割。 1 電気・ガス・熱供給・水道業 約9,150万トン(22.5%) (前年度 約9,022万トン 22.6%) 2 農業 約9,080万トン(22.4%) (前年度 約9,186万トン 23.0%) 3 建設業 約7,901万トン(19.5%) (前年度 約7,624万トン 19.1%) 4 パルプ・紙・紙加工品製造業 約2,706万トン( 6.7%) (前年度 約2,628万トン 6.6%) 5 鉄鋼業 約2,660万トン( 6.6%) (前年度 約2,539万トン 6.4%) 6 化学工業 約1,686万トン( 4.2%) (前年度 約1,644万トン 4.1%)
(3) 種類別排出量 ○ 前年度と同様、上位3品目で総排出量の約8割。 1 汚泥 約1億8,918万トン(46.6%) (前年度 約1億8,714万トン 46.8%) 2 動物のふん尿 約 9,049万トン(22.3%) (前年度 約9,152万トン 22.9%) 3 がれき類 約 5,883万トン(14.5%) (前年度 約5,569万トン 13.9%)
(4) 産業廃棄物の処理状況 ○ 再生利用量、減量化量及び最終処分量の比率は、前年度とほぼ同じ。 ・ 再生利用量 約1億8,400万トン(45.4%) (前年度 約1億7,100万トン 42.8%) ・ 減量化量 約1億7,700万トン(43.6%) (前年度 約1億7,900万トン 44.8%) ・ 最終処分量 約 4,500万トン(11.1%) (前年度 約5,000万トン 12.4%)
- 最終処分場の残存容量(平成13年4月1日現在)
○ いぜんとして厳しい状況。 ・ 全 国 約1億7,609万m3 (対前年 約811万m3減)、 残余年数3.9年分 ・ 首都圏 約 1,517万m3 (対前年 約210万m3増)、 残余年数1.2年分
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課課長 森谷 賢
補佐 横浜 寿一(内線6873)
担当 松山 豊樹(内線6876)