報道発表資料

平成11年11月16日 この記事を印刷

平成10年度全国の地盤沈下の概況について

環境庁は、平成10年度全国の地盤沈下地域の概況をとりまとめた。
沈下した地域は9地域であり、前年度(平成9年度)と同じ数であった。
沈下した面積は250km2であり、前年度(244km2)をやや上回った。
本概況については、11月17日開催の中央環境審議会地盤沈下部会に報告することとしている。
1.沈下した地域の数

 平成10年度に年間2cm以上沈下した地域の数は9地域(9年度も9地域)であった。

千葉県九十九里平野(長生郡白子町)
岐阜県濃尾平野(海津郡海津町)
千葉県関東平野(印旛郡芝山町)
新潟県南魚沼(南魚沼郡六日町)
埼玉県関東平野(越谷市)
神奈川県県央・湘南(平塚市)
佐賀県筑後・佐賀平野(杵島郡白石町)
宮城県古川(古川市)
大阪府大阪平野(大阪市)
3.3cm
2.9cm
2.7cm
2.5cm
2.4cm
2.3cm
2.3cm
2.2cm
2.2cm
(9年度は新潟県高田平野の3.5cmが最大。)

 なお、年間4cm以上の沈下地域はなかった。(9年度と同様。9年度は、環境庁が 集計を開始した昭和53年度以降初めてゼロになった。)

2.年間2cm以上沈下した面積

 年間2cm以上の沈下面積が1km2 以上あった地域は、次のとおりであった。

千葉県九十九里平野
千葉県関東平野
岐阜県濃尾平野
佐賀県筑後・佐賀平野 
152km2
94km2
3km2
1km2
    合 計 250km2
(9年度は合計244km2)        

[備考] 九十九里平野については、平成9年度に引き続いて広範囲の沈下が認められた。この地域では、天然ガスを含む地下水が採取されていることから、千葉県において、揚水量、還元量等の調査を実施しているが、沈下原因の解明には至っていない。

3.最近5ヶ年の累積沈下量

平成6年度から10年度までの5ヶ年間の累積沈下量が大きい地域は、次のとおりであった。

新潟県南魚沼(南魚沼郡六日町)      
佐賀県筑後・佐賀平野(杵島郡白石町)  
栃木県関東平野(下都賀郡野木町)    
埼玉県関東平野(越谷市)          
岐阜県濃尾平野(羽島市)            
茨城県関東平野(古河市)            
千葉県九十九里平野(山武郡大網白里町)
千葉県関東平野(北総地区)(成田市)   
熊本県熊本平野(熊本市)          
新潟県高田平野(中頸城郡清里村)     
24cm
23cm
19cm
18cm
17cm
16cm
12cm
11cm
10cm
9cm

参考    地盤沈下は地下水の過剰汲み上げによって生じる公害で、水循環の悪化による障害の1つです。
 今回の中央環境審議会地盤沈下部会では、地盤沈下の概況報のほか、健全な水循環の確保に関する取組について報告いたします。
連絡先
環境庁水質保全局企画課地下水・地盤環境室
室 長 :岩田 元一(内線6670)
 補 佐 :内田  勉 (内線6671)
 担 当 :田中 大和(内線6673)

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