報道発表資料

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2014年07月11日
  • 大気環境

平成26年度環境技術実証事業 ヒートアイランド対策技術分野(建築物外皮による空調負荷低減等技術)における実証対象技術の募集について(お知らせ)

 平成26年度環境技術実証事業のうち、ヒートアイランド対策技術分野(建築物外皮による空調負荷低減等技術)において、今年度の実証対象技術を募集しますので、お知らせします。

1.背景・経緯

 環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、環境技術を実証する手法・体制の確立を図るとともに、環境技術の普及を促進し、環境保全と環境産業の発展を促進することを目的とするものです。

2.実証対象技術の募集

 平成26年度環境技術実証事業のうち、ヒートアイランド対策技術分野(建築物外皮による空調負荷低減等技術)において、以下の通り、今年度の実証対象技術の募集を行います。

 本分野における今年度の実証機関には、一般財団法人 建材試験センターが選定されております。

(1)募集する実証対象技術

 建築物(事務所、店舗、住宅など)に後付けで取り付けることができる外皮技術であって、室内冷房負荷を低減させることによって人工排熱を減少させるなど、ヒートアイランド対策効果が得られるもの(ただし、緑化は除く。)。

 なお、「屋根・屋上用高反射率塗料」は、今年度から募集の対象外となります。

(2)応募の受付期間

  平成26年7月11日(金)?8月11日(月)17:00まで〔必着〕

(3)応募の受付方法

  本分野の実証機関である一般財団法人 建材試験センターのホームページより応募用の実証申請書を入手して頂き、必要事項を記入の上、同センター指定の申請方法に従い、郵送により「(4)応募先」まで提出してください。

(4)応募先

  一般財団法人 建材試験センター 経営企画部 調査研究課 担当:中村

  〒340-0015 埼玉県草加市高砂2丁目9番2号 アコス北館Nビル

  TEL:048-920-3814 FAX:048-920-3821 

  E-mail:heat_etv@jtccm.or.jp

  URL:http://www.jtccm.or.jp/etv/heat/

(5)その他

 本事業の「環境技術実証事業実施要領」は、環境省環境技術実証事業ウェブサイトから確認できます。

 (https://www.env.go.jp/policy/etv/system/index.html)  

 本分野における、実証試験の詳細については、「ヒートアイランド対策技術分野(建築物外皮による空調負荷低減等技術)実証試験要領」を環境省環境技術実証事業ウェブサイトから御確認ください。

 (https://www.env.go.jp/policy/etv/system/page_3.html

※建築物(事務所、店舗、住宅など)に後付けができる外皮によって室内冷房負荷の低減等をさせ、人工排熱を減少させる技術があります。代表的なものとしては、窓ガラスの遮蔽性能を向上させ日射熱の侵入量を抑制させる「窓用日射遮蔽フィルム(窓用日射遮蔽コーティング材)」などがあります。

 また、平成22年度より実証対象とした技術として、建築物の屋根・屋上に敷設し、蒸発潜熱により屋根・屋上表面温度を低下させる「屋根・屋上用保水性建材」があります。これらは、既存の建築物に適用が可能であること、大規模な工事を必要としないこと、屋上緑化等の技術と異なり建物への荷重が問題とならないこと等の理由により、他のヒートアイランド対策と比較して導入が容易な技術といえます。

 なお、JIS K 5675 で制定された「屋根・屋上用高反射率塗料」は、本事業において本来果たすべき役割を終えたと判断し、今年度から実証対象技術から除外することとしました。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局総務課
環境管理技術室
直通:03-5521-8297
代表:03-3581-3351
室   長:中谷 育夫(内線6550)
室長補佐:服部 和彦(内線6551)

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