報道発表資料
環境省では、今般、政府の経費のうち地球環境の保全、公害の防止並びに自然環境の保護及び整備に関する経費として、平成26年度環境保全経費をとりまとめました。
平成26年度予算案における環境保全経費の総額は、1兆7,182億円でした。
1 環境保全経費とは
環境省では、政府の経費のうち、地球環境の保全、公害の防止並びに自然環境の保護及び整備その他の環境の保全に関する経費を、環境保全経費として毎年とりまとめを行っています。今般、平成26年度予算案における環境保全経費を、以下のとおり、とりまとめました。
2 平成26年度予算案における環境保全経費の総額及び主な特徴
(1)平成26年度予算案における環境保全経費の総額
- 平成26年度:
- 1兆7,182億円(前年度比11.1%減)
- 平成25年度:
- 1兆9,326億円
(2)平成26年度予算案における環境保全経費の主な特徴
- [1]
- 東京電力福島第一原子力発電所の事故によって引き起こされた放射性物質による環境汚染に対する除染作業が進捗したことに伴い、経費が減少しました。
- [2]
- 東日本大震災により発生した災害廃棄物の処理の進捗に伴い、災害等廃棄物の処理に係る経費が減少しました。
- [3]
- 地球温暖化対策税の引き上げ等に伴い地球温暖化対策に必要な予算を確保(微増)しました。
3 平成26 年度予算案における環境保全経費の内訳及び主な事業
(括弧内の金額は平成25年度当初予算額)
(1)地球環境の保全・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4,955億円 (4,916億円)
森林環境保全整備事業/再生可能エネルギー等導入推進基金事業(グリーンニューディール基金)/環境・ストック活用推進事業/エネルギー使用合理化等事業者支援補助金 等
【環境省、農林水産省、経済産業省等】
(2)生物多様性の保全及び持続可能な利用・・・・・・・ 1,379億円 (1,399億円)
水源林造成事業等/国営公園維持管理費等/国営公園整備費等/自然公園等事業費/三陸復興国立公園等復興事業 等
【環境省、農林水産省、国土交通省等】
(3)物質循環の確保と循環型社会の構築・・・・・・・・・ 982億円 (1,936億円)
循環型社会形成推進交付金/災害等廃棄物処理事業費補助金/廃棄物処理施設整備費補助等
【環境省、内閣府、経済産業省等】
(4)水環境、土壌環境、地盤環境の保全・・・・・・・・・ 923億円 ( 712億円)
水質汚濁防止対策推進費/水産環境整備事業/適正な汚水処理の確保等のための下水道事業に必要な経費 等
【環境省、農林水産省、国土交通省等】
(5)大気環境の保全・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2,031億円 (2,302億円)
クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金/微小粒子状物質(PM2.5)等総合対策費 等
【環境省、国土交通省、防衛省等】
(6)包括的な化学物質対策の確立と推進・・・・・・・・・・ 61億円 ( 67億円)
化学物質規制対策事業/食品安全確保調査・試験事業委託費 等
【環境省、経済産業省、厚生労働省等】
(7)放射性物質による環境汚染の防止・・・・・・・・・ 5,568億円 (6,980億円)
放射性物質により汚染された土壌等の除染/放射性物質汚染廃棄物処理事業/中間貯蔵施設検討・整備事業 等
【環境省等】
(8)各種施策の基盤となる施策等・・・・・・・・・・・・1,283億円 (1,014億円)
【環境省、文部科学省、農林水産省等】
- ※
- 各内訳は億円単位に四捨五入したため、総額等とは一致しない場合があります。
- ※
- 複数区分に該当する経費については、主要区分により集計を行っています。
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境計画課企画調査室
直通:03-5521-8328
代表:03-3581-3351
室長:山本 博之(内線6227)
補佐:玉谷 雄太(内線6250)
担当:大沼・木村(内線6255)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成25年10月29日
- 平成26年度概算要求時における環境保全経費の 取りまとめについて(お知らせ)
- 平成25年9月12日
- 平成26年度環境保全経費の見積りの方針の調整の基本方針について(お知らせ)