報道発表資料

この記事を印刷
2014年01月27日
  • 総合政策

東北地方ESDプログラム「チャレンジプロジェクト」について (お知らせ)【第3報】

 昨年7月に始動しました「東北地方ESDプログラム チャレンジプロジェクト」の第3報として、2月8日(土)に仙台国際センター(宮城県仙台市)で開催します「東北地方ESDプログラム チャレンジプロジェクト発表大会」の詳細をお知らせします。
 傍聴申込みやプレス申込みを受付けておりますので、下記詳細をご覧ください。
 本事業は、文部科学省をはじめ、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の協力を得て、東北地方におけるESDの促進を通じた人づくりや地域づくりによって復興を支援することを目的としているほか、本年11月の「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」に向けたESD促進施策の一つとして進めているものです。

1.「東北地方ESDプログラム チャレンジプロジェクト」の概要について

 環境省では、東日本大震災という大きな自然災害を経験された東北地方の皆さまが、この経験を機に新たに取り組まれている環境保全活動や環境教育などを調査し、これらを基に10種類のプログラムを作成しました(以下、参考に記載)。このプログラムを、東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)の各学校、企業、NPO、児童・生徒などのグループなど、様々な皆さまに工夫しながら実際にプログラムにチャレンジいただきました。

(参考)東北地方ESD「チャレンジプロジェクト」10プログラム

1.野菜くずから堆肥づくりにチャレンジ!  「野菜から野菜をつくろう」(幼児向け)
 廃棄食材等を用いての野菜や植物の栽培体験学習から、自然環境への理解・関心を高める。
2.自分たちの地域や自然調べにチャレンジ! 「地域まるごとウォークラリー」
 ウォークラリーのコースを設定・実施し、地域の観察や調査から地域の様子を学習。
3.自分の地域の森を感じる体験にチャレンジ! 「理想の森さがし」
 一般的な森と、身近な森を比較する体験学習。体験から理想の森について考え、自由に発表。
4.自然の絆を地域の川を通じて学ぶことにチャレンジ! 「山と海をむすぶ「川」」
身近な川の上流・下流に分かれての体験学習を通じ、川の重要性や役割について話し合う。
5.海の役割と人とのつながりを学ぶことにチャレンジ! 「地域の漁業を支えるつながり」
 身近な地域の漁業と社会環境の両面から調べ、漁業の抱えている問題を多様な観点から考える。
6.大地と食と人とのつながりを感じる体験にチャレンジ! 「自然とともに生きる農業」
 「冬期湛水田」の体験を通じて、自然環境との関わりについて、多面的に学習。
7.日々の暮らしと自然災害を考えることにチャレンジ! 「自然災害と地域との様々なつながり」
 地域で過去に発生した特徴的な自然災害を題材とし、学んだ結果をワークシートや地図にまとめ、意見を共有。
8.エネルギーと自分たちの生活を考えることにチャレンジ! 「エネルギーと新しい東北を考える」
 再生可能エネルギーについて学習し、東北地方や地域の将来像について意見交換。
9.捨てられる資材を上手に使ってパーティにチャレンジ! 「3RでPartyしよう!」
 廃材を活用し、堆肥づくりや野菜栽培を実施。食事に必要な物(食器等)も自分たちで制作。
10.地域の文化や伝統に触れて伝えることにチャレンジ! 「伝統文化から地域を伝える」
 地域の伝統文化を学び、地域や文化に対する将来への責任や地域との相互性等について考える。

2.「東北地方ESDプログラム チャレンジプロジェクト」発表大会について

 チャレンジプロジェクトにエントリー頂いた56団体の皆様から提出のあった報告シートの内容を審査し、下記3の15団体を選定しました。
 発表大会では、選定された15団体の方々に、取組内容の分かる画像や映像を用いながら、それぞれの工夫したポイントなど、自分たちの取組内容を発表して頂きます。

 また、当日は、発表頂いた中から、優れた取組に対して、下記5のとおり、環境大臣賞をはじめ、青森県知事賞、岩手県知事賞、宮城県知事賞、山形県知事賞、福島県知事賞を授与するほか、審査員特別賞として、本チャンレジプロジェクトの応援団「みちのく仙台ORI☆姫隊」からORI☆姫隊賞の授与を予定しております。
 発表大会には、北川副大臣をはじめ、青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県からも審査員や表彰状のプレゼンターの御協力を頂く予定です。
 このほか会場では、昨年5月に指定された「三陸復興国立公園」の展示コーナーの設置や映像上映など、東北地方の環境に係る情報発信も行います。

 さらに、文部科学省や東北6県のご協力を頂き、教育委員会や教職員の方々、企業、NPO等、東北地方を中心に幅広い方々へ参加を呼び掛けております。


<北川副大臣>
<北川副大臣からのメッセージ>
 このプロジェクトは、東北地方の皆様の取組が元となったESDプログラムを通して、新しい東北の人づくりや地域づくりに役立て頂きたいという思いから始動しました。
 発表大会での様々な取組を私も楽しみにしております。
 一人でも多くの方にこの大会に参加頂ければと存じます。一緒に、発表大会を盛り上げていきましょう。ご来場、お待ちしております。

<発表大会の概要>

○開催日時:
平成26年2月8日(土)13:00~17:00(開場:12:00~)
○開催会場:
仙台国際センター(宮城県仙台市)
(交通アクセス:http://www.sira.or.jp/icenter/access_transportation.html
○協力:
文部科学省、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
○スケジュール
・12:00~
開場
・13:00~
開会(北川副大臣より開会のご挨拶)
・13:10
「みちのく仙台ORI☆姫隊」実践発表
・13:20~
実践発表(15団体) 
・16:20~
「みちのく仙台ORI☆姫隊」パフォーマンス
・16:30~
表彰式・記念撮影
・17:00~
閉会(北川副大臣より閉会のご挨拶)

3.発表団体について(県別に掲載)

 エントリー頂いた皆様から提出のあった49の報告シートの中から、発表大会出場団体として、以下の15団体が選出されました。

<青森県>
・学校法人 さつき学園認定こども園さつき幼稚園
「野菜から野菜をつくろう」
・八戸市立小中野小学校
「自然災害と地域との様々なつながり」
・青森県立八戸北高等学校 地学部
「自然災害と地域との様々なつながり」
・青森県立八戸北高等学校 ESDクラブ
「エネルギーと新しい東北を考える」
<岩手県>
・盛岡市立向中野小学校
「理想の森さがし」
・岩手大学教育学部附属小学校
「伝統文化から地域を伝える」
・盛岡市立仙北中学校チャレンジプロジェクトチーム
「エネルギーと新しい東北を考える」
<宮城県>
・(財)仙台市ひとまち小交流財団 寺岡児童センター
「理想の森さがし」
・蔵王町立平沢小学校
「地域まるごとウォークラリー」
・石巻市立鮎川小学校
「伝統文化から地域を伝える」
<山形県>
・山形県立山形工業高等学校環境システム科
「3RでPartyしよう!」
・認定こども園めごたま
「野菜から野菜をつくろう」
・特定非営利活動法人ひらた里山の会
「地域の漁業を支えるつながり」
<福島県>
・天栄村立湯本小学校
「自然とともに生きる農業」
・福島大学附属幼稚園
「野菜で野菜をつくろう」

4.審査について

 発表大会では、上記3の15団体が、ステージ上で取組内容について発表し、立教大学 阿部治先生を審査委員長として、環境省職員、青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県職員らによる審査委員によって、コンテスト形式による審査を行います。

5.表彰について

・総合グランプリ 環境大臣賞 (北川副大臣より授与)
・県別グランプリ 青森県知事賞 (青森県環境生活部長より授与)
岩手県知事賞 (岩手県環境生活部長より授与)
宮城県知事賞 (宮城県環境生活部長より授与)
山形県知事賞 (山形県環境エネルギー部長より授与)
福島県知事賞 (福島県生活環境部長より授与)
・審査員特別賞 ORI☆姫隊賞 (みちのく仙台ORI姫隊より授与)

6.傍聴のお申し込み等

 現在、下記特別サイトより、発表大会の傍聴希望の方の申込を受付けております。

【東北地方ESDプログラム チャレンジプロジェクト特設サイト】
 https://www.eeel.go.jp/env/tohoku_esd_challenge/
お申込みは以下から、行えます。
 https://www.eeel.go.jp/env/tohoku_esd_challenge/

7.取材申し込み(プレス等の方)

 会場での取材については、別紙2の取材申込書に必要事項をご記入のうえ、FAXでの事前申し込みをお願いします。

<お申込先>
東北地方ESDチャレンジプロジェクト広報事務局((株)ジェーワン)

電話
03-3584-4981
FAX
03-3584-5230

8.お問合せ先

その他、ご不明な点は、下記の事務局へお問い合わせください。
<東北地方ESDチャレンジプロジェクト事務局>

〒105-0003
東京都港区西新橋1-7-13 ナンサ虎ノ門ビル4階
電話
03-5532-0752
FAX
03-6744-1249
E-mail
info@tohoku-challenge.jp

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境教育推進室
直通:03-5521-8231
代表:03-3581-3351
室長:吉田 一博 (6240)
担当:田中 道雄 (6262)
  :梁取 あい(6273)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。