報道発表資料

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2013年11月12日
  • 地球環境

COP19 サイドイベント 「アジア太平洋地域における気候変動適応に関する知見の共有と 協働を促すネットワーク」の開催について(お知らせ)

 アジア太平洋適応ネットワーク(APAN)が、気候変動枠組条約第19回締約国会議及び京都議定書第9回締約国会合(COP19/CMP9(2013年11月11日~22日、ポーランド共和国ワルシャワ)期間中の11月18日(月)にサイドイベントを開催し、南アジア、太平洋、北東アジア等の適応の取組を紹介するとともに、適応ネットワークの役割等を議論します。

1. 概要

日時:
2013年11月18日(月)18:30 ~20:00
場 所:
国立競技場(COP19/CMP9 会議場)内日本パビリオン (Level 1-D4)
(ポーランド共和国ワルシャワ)

2. 内容

 先般公表された「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書第 1作業部会報告書」では、気候システムの温暖化については疑う余地がないとされています。このような環境下、気候変動への適応を行う事が急務となっています。特に国際交渉に於いても気候変動への適応は緩和対策とともに主要なテーマとなっており、COP16 での「カンクン適応枠組み」の設立合意以降、注目が集まっています。
 気候変動の影響に対して効果的な適応策等を実施するためには知見や情報へのアクセスが重要です。必要な知見や情報を整備することが求められていると同時に、情報を活用する側の能力向上も必要です。
 APAN は、アジア太平洋における適応に関する知見の共有を行うためのネットワークであり、国連環境計画が提唱する世界適応ネットワーク(GAN)のアジア太平洋地域の活動を担うものです。GAN は今般正式に活動が本格化されることから、APAN には、地域の取組を他地域とも連携させ、更なる情報・知見の共有、途上国の能力開発、科学者と政策決定者の対話の推進等の支援が期待されています。
 COP19 のサイドイベントでは、APAN の取組の事例(南アジア、太平洋、北東アジア)の紹介、ネットワークの役割、重要性、効果的なネットワーク活動のあり方が議論されます。

関連情報(英語):
http://www.asiapacificadapt.net/events/cop19-side-event-networking-adaptation-knowledge-action-asia-pacific -asia-pacific-adaptation

(了)

連絡先
環境省地球環境局総務課研究調査室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8247
室長  :辻原 浩  (内:6730)
専門官:星野ゆう子(内:6735)